1999.12.30 分離・更新
毎週土曜朝10:00-10:30、NHK教育
今年度の放送内容から(試作版)
1学期放送日程 (「宇宙」編) (NHKスペシャル「銀河宇宙オデッセイ」から)
4/10、17 「はるかなる宇宙への旅立ち」
4/24、5/1、8「はるかなるET」
5/15、22 「わが太陽系」
5/29、6/5 「ブラックホール」
6/12、19 「超新星爆発」
6/26、7/3 「超銀河団」
7/10、17、 「総集編〜母なる宇宙」
でした。
出演者
上原さくらさん(=さくら)、
高柳雄一氏(NHK解説委員、=宇宙博士)、
松井菜桜子さん(声:ポキート、…ネズミ型万能ロボット)
#21「はるかなる宇宙への旅立ち」 #21VTR台本 #21補足解説 …6/1
#22「はるかなるET」 #22VTR台本 #22補足解説 …6/1
太陽系の惑星の紹介です。地球型惑星として火星、木星型惑星として木星、そして衛星エウロパと、その探査の様子を紹介しています。 最近の話題として、マーズパスファインダーの探査、木星探査機ガリレオの成果も、「デジタル宇宙図鑑」を もとに再構成して紹介します。
#23「わが太陽系」 #23VTR台本 #23補足解説
NHKジュニアスペシャル#23「わが太陽系」
タイトルは元番組のものを踏襲していますが、内容は地球をはじめ太陽系の天体に 大きな影響を与える、太陽の姿とその観測、太陽活動の変動が我々に与える影響の話です。
#24「ブラックホール」 #24VTR台本 #24補足解説
NHKジュニアスペシャル#24「ブラックホール」
重い星の終末、超新星爆発でガスが吹き飛ぶと共に、中性子星やブラックホールの形成がおこります。 ブラックホールそのものは光すら飲み込んでしまう重力場のために、決して見ることはできませんが、 ブラックホールに飲み込まれるガスが放つX線や、周囲のガスの運動の観測からその存在を推定することができます。 理論的予測を観測によって確かめたという意味でも面白い存在ですが、 近年、銀河の中心に巨大な質量を持つブラックホールの存在が明らかにされ、銀河の形成や進化を考える上でも、 非常に注目を集めています。
番組では、後半に銀河やクエーサーの中心に存在が推定されるブラックホールの話などにも触れています。
#25「超新星爆発」 #25VTR台本 #25補足解説 制作に関わって
NHKジュニアスペシャル#25「超新星爆発」
超新星爆発は宇宙の大イベントのひとつ、重い星が終末を迎えるときに、大爆発を起こして膨大なエネルギーと さまざまな物質を宇宙に放出する現象です。最近では銀河系の隣の銀河、約16万光年先の大マゼラン銀河に現れた SN1987Aが有名です。この超新星爆発で放出されたニュートリノが、日本の神岡鉱山の地下(茂住坑)にある、 東大宇宙線研究所の観測施設・カミオカンデで検出されました。
超新星爆発は、星の内部でつくられるヘリウムより重い元素を宇宙に還元する役割を果たしています。 我々の太陽系も、地球も、そして我々自身も、太陽系形成前に起こったある超新星爆発から生まれたと言えます。 それは太陽系の材料が凝縮した、ある種の隕石を手がかりに読み解くことができます。
番組では、繰り返す星の生と死がわれわれにどのようにつながっているのか、 超新星爆発と星の誕生の輪廻の不思議を探っていきます。
#26「超銀河団」 #26VTR台本 #26補足解説
宇宙のなかでの銀河の分布は一様ではなく、数億光年にもわたる、銀河のない巨大な空洞(ボイド)があり、 その周囲を取り囲むように、銀河団が密集している構造が明らかになりました。
銀河は互いに衝突したり、合体したり、引きちぎられたり、相互に重力的影響を及ぼします。それが、 棒渦巻き型や、車輪状、触角状など、不思議なかたちの銀河の成因であると考えられます。
しかし、何億光年もの距離を隔てた、巨大な銀河集団どうしのような大きなスケールでは、宇宙の膨張の効果により、 それぞれの銀河集団は光速の何%ものスピードで遠ざかりつつあります。
遠い宇宙を見ることは過去の宇宙を読みとることでもあります。さまざまな銀河がつくる不思議なかたちと、 それらの観測からわかってきたこと、銀河の世界の不思議を探ります。
#27「母なる宇宙」 #27VTR台本 #27補足解説
これまでの調査のおさらいをしながら、人間が宇宙をどのようにとらえてきたか、
観測の歴史、望遠鏡の進歩や天文台の設置、惑星探査、理論的研究などの
さまざまな側面から、その努力を確かめていきます。そして、宇宙と人間との関わりを考えていきます。
宇宙博士のメッセージもこめた、宇宙編の最終回です。
*参考図書類 99年度「宇宙」編 (途中)
'99制作陣(その2) 仕事場の風景。
'99制作陣(その3) 去ってしまう方々。
松井さんのページへ 1999.6.21