学びの基礎能力養成のために −「大学での教養教育を考える会」の取り組み

土居 浩・川又俊則・斉藤俊之・萩谷 宏


「大学での教養教育を考える会」は2002年夏に結成された。参加メンバーは、所属も専門分野も異なるが、各々が何らかの形で大学の教養教育の現場に関わり、教養教育に関するさまざまな問題意識を持ちつつ、独自によりよい授業のあり方を模索してきた。研究ではなく「教養教育」という共通基盤にたってみれば、同じ専門分野以外の教員たちとの交流は有益ではないかと考え、研究会を立ち上げた。そして、教育の実践を見学し、各々の現況を報告し、何度か議論していくなかで、それぞれに新たな発見があった。わずか1年足らずの試みだが、その成果の一部をここでまとめておきたいと思う。

1)工科系大学における日本語読み書き教育の実践例

土居浩(ものつくり大学)

大学における教養教育のあり方を模索している当研究会では、情報交換の一環として、会員相互の教育実践見学を試みている。その1回目は、2002年 8 月 2 日ものつくり大学で行われた土居の講義「建設コミュニケーションI(情報伝達)」(以下、建コIと略記)であった。この節では、見学された側からの簡潔な報告をする。

ものつくり大学は、年間を四分割したクォーター制である。従来の大学における工学教育ではおざなりにされる傾向にあった実技教育に重点を置き、実習科目が全体のほぼ半分を占める。1 クォーターは授業 8 週+補講 1 週+試験 1 週で構成される。講義系(実習系と対比され「座学」と通称される)科目では実質 8 コマで 1 カリキュラムとなる。見学当日は第 7 週目、最終回直前であった。

建コIを担当するに際して参考としたのが、齋藤孝氏(明治大学助教授)による一連の著作である。主に文学批評畑から批判されている齋藤氏であるが、ものつくり大学の教育に関しては参考すべき内実を十二分に持っていると判断した。とくに、日本語能力をセンスよりもむしろ向上可能な技として捉える斎藤氏の視点は、ものつくり大学に限らず、今後の教養教育において参考にすべき視点と土居は考える。

建コIの場合、具体的には齋藤氏提唱の〈三つの力〉およびその下位区分を並び替え、

【基本軸】要約力→質問力→コメント力→段取り力→まねる力

を設定した。この基本軸において、ものつくり大学の特徴である実習科目で要請される「まねる力」のために、建コIはその前段階を鍛えるのだと位置づけた。齋藤氏提唱の、

を実践し、この読書結果を作業シートにメモさせ、学生同士で交換させ相互にコメントさせた。この作業シートは毎度回収、土居がコメントを記入して、次回冒頭に学生へ返した(2002年度は、それぞれ約 40 名が出席する 2 クラス)。回によっては他の作業も行い、同様にシートへメモさせた。

8 コマという短期間での教育効果を鑑み、反復作業を充実させ、最終目標を具体的に設定した。夏期休暇中のレポートである(建コI は1年次の第 2 クォーター=夏期休暇前に設定されている)。レポートのひとつは 2/8 式読書で目を通した本(交換した本も含めれば20冊前後になる)の書誌情報目録作成。もうひとつが、帰省などを利用し恩師友人知人へ大学紹介すること、その過程を報告することである。建コI の科目名副題「情報伝達」にも適合し、ものつくり大学の学生としてのアイデンティティ確立にも寄与することになる。むしろ自己の所属を紹介させる状況を設定することで、自己の所属を改めて意識させ考えさせる契機にしたのである。この大学紹介レポート作成には、前述した基本軸の「要約力」「段取り力」が具体的に要請される。

見学当日は毎回の作業以外に、学生の所属学科を紹介した 10 分ほどのビデオを視聴させた。このビデオは、学科長が作成を推進したこともあり、実習科目の様子を中心として、簡潔に学科の特徴を紹介しているものである。このビデオ作成のために、どのような段取りが必要であるかを学生に考えさせ、作業シートに書き出させた。この作業を踏まえ、学生個々の大学紹介レポートに際しては、どのような段取り・仕込みが必要であるかを考えさせ、実践させるように仕向けたのである。

大学の独自性については、三色ボールペン読書で学長の講演録をテキストに用いるなどして、繰り返し学生に伝えた。学科紹介ビデオ視聴もその一環であった。そして大学紹介レポートにおいては、相手が持っていたイメージと、紹介説明後に変更されたイメージとを比較させることで、改めて学生自身の立場を考えさせる契機とした。提出されたレポートには、学生自身が大学の独自性に自信を深めたこと、それに反比例して大学の内実が知られていない事実に驚いていることが、明確に示されている。このレポートを通して、教員としても、大学が知られていないことを改めて認識し考えさせられている次第である。

講義最終日には、学生へ講義全体のコメントを求めた。良質な具体例を挙げておく。

……同じ作業の連続で、講義を受けている間はさほど感じなかったが、振り返ってみて、少しずつだけれど文章に対して、色々な意見を持つことができる様になっていることを実感すると、講義の意味が感じられて良い。より高いコミュニケーション能力を育てるために、もっと短いサイクルで確認作業ができるとさらによりよい講義ができたと思う。

……この講義には二つのイイポイントがあった。一つには僕達みたいな若者は自分から本を手に取る事が少ない。そこで本を一から読むのではなく要約することで自然に本を読むことへの抵抗をやわらげた点。そしてもう一つが、その要約した本を人に説明することで、言葉の使い方や表現力を自分なりに考えてコミュニケーションの一つとした点である。(中略)全く知らない人でも互いの共通点を探してそこからコミュニケーションを広げていくことができる。人はそれを無意識でやってるんだと感じた。それを今回は意識してやった分、身に付いたものも多いと思う。ただ 2/8 方式が多すぎて、最後の方はおもしろみに欠けた部分があった。もう一段階ステップアップしたものをやりたかった。

学生から寄せられたこのコメントが端的に示しているように、2/8 式読書に偏り過ぎていた点は反省する部分である。とはいえ、講義を担当した土居が整理するよりも的確に全体像を要約し、その上で問題点を指摘する文章が寄せられた事実こそ、この講義が求めた成果そのものであると考えるものである。

#ものつくり大学 http://www.iot.ac.jp/

#土居研究室 http://www.iot.ac.jp/building/doi/

「建設コミュニケーションI」の授業を見学して

2)大学講師の出張講義と高校生の進学意欲

川又俊則(浦和学院高等学校)

埼玉県の私立浦和学院高等学校(以下本校)は、各学年 20 クラス前後で 2400名弱を抱えている。2001 年度の大学短大進学率は県平均43%を上回る 58 % であり、進学校を目指しさまざまなプロジェクトを立ち上げている。進学指導の行事として、本校で2年前より実施しているのが「学部学科説明会(=浦学ユニバーシティ)」である。多数の大学より講師を招き、それぞれの専門内容を講義していただき、進路を漠然と考えている段階の2年生に対し、大学を身近に感じてもらい、進学の意欲を増進させる契機となるべく設定された。本節ではその内容と成果に関して簡潔に報告する。

2002年度は次のように実施された。まず、7 月上旬に進学指導係の担当教員で実施計画が立てられた。大学・学部を検討し、法学・機械工学・メディア・保健医療など23講座開催を決定し、本校出身者が多い大学中心に依頼状を送付した。11 月 2 日開催のため、学園祭・入試などの行事と重なって断られたところもあったが、9 月末には東洋・淑徳・城西・国士舘・東京国際・文教・東京家政などの大学の講師が決定し、生徒へ告知した。当日は運動部・文化部ともに試合など対外活動が多くあった。だが、2 年生在籍 830 余名のうち 450 余名が受講した(参加率54%)。

生徒の声を次年度へ反映させるべく簡単なアンケートをとった。講義に関する自由回答欄の具体的な発言を幾つか挙げよう(カッコ内は受講分野)。「文学部の中にも色々あって、今までどう違うのか分からなかったけど、教えてもらって良かったです(文学)」「大学に行きたいという関心が高まったし、進路は自分の人生に関わるものだから、真剣にがんばりたい(経済学)」「大学や学部についてよく理解できた。もっと学科を増やしてもらうと勉強になる(情報工学)」「色彩検定を受けようという気持ちが高まりました(服飾)」「難しかったけど楽しかった。盲点や知覚など不思議なことが学べて良かった(心理学)」。

教室にはそれぞれ、本校教員が配置された。彼らの声の一部も挙げよう。「商業知識を丁寧な解説で分かりやすく、発問方法や応答も大変好評だった(商学)」「聴覚障害者の話ということで意外性があり、よく聴いていた(教育学)」「学科の内容の説明が中心だった。紹介ビデオで実際の学生の様子が分かって良かった(美術)」。講師の声も示そう。「こちらが想定していた以上に理解力があり、質疑応答なども反応がよかったので講義がしやすかった(福祉)」「司会をしていた生徒がしっかりしていた(体育)」。教員・講師の発言は、アンケートではなく筆者が個別にたずねたものである。「内容についていけない・寝ていた・雑談していた」というコメントはなく、肯定的なものばかりだった。

もちろん、係としては準備その他で反省すべき点はあるものの、全体としては概ね成功したと言ってよいだろう。2 週間後の平日の放課後、校外で行われた「進学相談会」という業者が主催した大学短大の情報提供イベントに、約 300 名の生徒が参加した。3 学期実施の二者面談前に「進路希望調査表」を記入させたが、彼らは大学・学部名と入試方法を熱心に自ら調べていた。本校2年生の進学意欲は明らかに刺激された。

大学教員が高校で出張講義をする機会は近年多くなってきた。東洋大学のように、「総合学習の時間」用に大学教員を高校へ派遣する旨、サイトや郵送で告知している大学もある。だが、多くの出張講義は、大学全体の説明や系列大学の学部紹介が中心であり、多数の異なる大学教員が一堂に会して行う本校のような例はまれである。

この試みは、高校生だけにメリットがあるものではない。高校教員側にとっても大学の講義は刺激的であり、生徒の関心を知り、進路指導の参考になる。また大学教員側も、高校の現場や高校生の実態に触れることができ、他大学他分野の教員との交流ができる。高校生が大学で学び単位を修得する「高大連携」とは異なる形だが、出張講義は今後も多くの高校で実施されるだろう。この試みのように教員側が積極的に学生・生徒の現況を把握する努力は、自らの授業という場に反映されるだろう。大学・高校の相互理解が深まることによる益は大きいと、それぞれの現場を経験している筆者は考えている。

#筆者自身による5年間の大学教育実践記録は次を参照されたい。http://toshi-k.net/

3)Web 上への講義録公開と Netiquette

斉藤俊之(日本大学・文理学部)

近年いわゆるインターネット (World Wide Web) の利用が研究のみならず教育の場面においても一般化し、欧米の大学に倣ってわが国でも講義要綱や学生向けノートの Web 上への公開が広まっている。私も二年程前から日本大学文理学部における総合科目(旧一般教育科目)倫理学の講義ノートを Web 上に公開している。

そこでは文献の引用に際する著作権上の問題に触れない範囲で、基本的には講義時と同じ内容を公開する原則を取っている。ノート類の公開は、学生に対する予習や復習情報の提供、止むを得ない事情により欠席した学生に対するフォローだけではなく、受講学生に限らず関心のある者との情報の広範囲な共有を考慮して行っている。こうした意図に対して、World Wide Web は極めて有効に目的を達成する手段と思われる。

しかしそのような試みを行っている者の多くが経験するように、公開されたノート類の内容に留まらず関連した事項に関しての無作法な電子メールによる質問に出くわした。最初はそれらの数と内容に驚いたが、それらから考えさせられたいくつかの実例を紹介したい。

ある日突然名前も告げない方から「カントの義務について教えて下さい」とだけ本文に書かれた電子メールを受け取った。相手が私のカントに関する講義を聞いた学部生なのか、哲学を研究する院生なのか、倫理に関心を持つ高校生なのか、あるいは社会人の方なのかによって、答える範囲、アドバイスする内容、言葉遣い、説明方法が異なるのは当然である。

それらを配慮しようにも、こちらには情報がない。それ以前に見知らぬ人に初めて物を問う際に、名乗らないのは失礼というものだろう。ノートや原稿の類を公開している研究者の多くは、自分の学生に限らず関心のある方と有益な情報交換を欲しているのであろうから、そうした質問は歓迎するものである。しかし何らかの示唆を与えたいと思っても、〜について教えて下さいだけでは残念ながら答えようがない。

講義出席学生には、こうした例を挙げて送信する前に必ず読み返し質問の意図が相手に伝わるか考え直す事の他、質問メールを送る際には、自分の身分、所属等を明確にし、出来る事なら本名で質問をする事、どのような環境でも情報の伝わるテキスト形式でのメールが好ましい事などを、講義の初回に行うガイダンス時に指導した。その結果、私の学生からのメールについては概ね返事に困る事が無くなった。

こうした指導は、コミュニケーション能力の一環として何れかの段階で大学生に与える必要があると思われる。

ネット上のエチケットに関しては、IETF(The Internet Engineering Task Force) の RFC( Requests for Comments)1855 に Netiquette Guidelines という文章が公開されていて邦訳もされているので、いわゆる初心者にこそ一層周知徹底する事が肝要かと思われる。

#参照:http://www.ietf.org/ , http://www.ietf.org/rfc/rfc1855.txt

#ネット上のマナー http://www.cgh.ed.jp/netiquette/ , http://www.iajapan.org/rule/

#斉藤俊之のwebサイト: http://www.onyx.dti.ne.jp/~saitone/platonism.htm

4)映像を活用した授業と出席カードの工夫

萩谷 宏(東京大学教養学部)

2001 年 4 月より、非常勤で武蔵工大の建築学科(2 年)と都市基盤工学科(全学年)の専門基礎科目である地学の講義を担当している。それ以前は中高一貫教育の私立校で理科を教えていた。また NHK 教育のこども向け科学番組の監修をしていたこともあり、制作に関わった映像を授業に利用している。それらの経験をふまえた講義の工夫と気付いたことをまとめたい。

【講義での映像の利用】
授業の前半と後半で、導入とまとめの意味でそれぞれ 10 分程度の映像を視聴させ、授業内容のおおまかな理解のための材料とした。現代の学生は幼少期からテレビ・ビデオに慣れ親しんで成長してきており、一般的な傾向として活字よりも映像に対する感受性が高い。学生の評価も高かった。ただし、要点はきちんと板書して欲しい、という要望が複数あり、学生の側にも映像の視聴だけでは学習が不十分という認識があることがわかる。
【出席カードに質問を書かせる】
中高から大学に教える場を移して、最初に感じたことは学生の無反応であった。質問の時間をとってもほとんど質問が出ず、従って授業者に学生の理解度が手応えとして伝わらない。そこで印刷した B6 の紙を出席カードとして配布し、講義内容の要約と、質問・意見・感想を書く欄を設けて、終了時に回収するようにした。書き込まれた質問・意見・感想は、すべて書き写して回答を記入したプリントを翌週に配布したり、授業の最初に多く質問された内容を補足解説した。徐々に出席カードの記入量が増加した。
【毎回の講義の要約文を書かせる】
最初の期末試験を採点したときに、各問3行程度の解答を要領よくまとめた答案が予想外に少なく、論述能力を訓練する必要を感じた。そこで出席カードに各回の授業内容を 3 行程度の文章で要約するよう要求し、できるかぎり添削して返却した。その効果があったのか、学期末には各回の要約文や答案の論述に向上が見られた。
【満足度評価】
各回の講義内容について、学生の満足度を 5 段階評価で記入する欄をつくった。これは毎回 90% 以上の記入があり、授業構成や素材の選定を考える上での参考となった。満足度評価は学生の興味や関心を知る上で役立ったが、扱う素材に左右される部分もあり、例えば、岩石や鉱物の化学を扱う回では化学式を苦手とする学生の満足度が著しく低くなる、といった傾向がみられるので、あくまで参考にとどめた。
【質問・意見・感想に対する応答】
2年目の今年度は受講者と記入量の増加のために、出席カードの書き込みすべてをプリントに書き写すことが不可能になった。このため前年度のプリントを参考に、あらかじめ頻出する質問とそれに対する回答をまとめて配布したり、代表的な質問のみにプリントで答えて、それ以外は回答を出席カードに個別に朱で書き込んで返却した。
【webの利用】
授業プリントや質問に対する回答など、授業中の配布資料はすべてwebサイトに掲載し、学生の復習や自習に利用できるようにした。サーバースペースは本学情報処理センターと専任教員の方に便宜を図っていただいた。
【レポート】
今年度、建築学科の後期の地学では、期末試験を行わずにテーマ自由のレポートを課し、講義最終回には学生による提出レポート内容発表の機会を作った。1 年次に物理学実験や化学実験を選択した学生でもレポートの出来には大きな差があり、まとめ方や引用の処理など、レポート作成のための基本的な事項を講義時間で指導する必要を感じた。
【野外実習の自主ゼミ】
地学の学習には野外での観察が重要であり、また都内には等々力渓谷をはじめ、観察に適する場所がまだ残っている。そこで「武蔵野台地をあるく」というテーマで休日に希望者による自主ゼミを実施した。12 月までに都内を中心に 7 回実施し、高校生、教員、一般社会人、他大学学生を含め、延べ約60名の参加があったが、サークル活動や課題のために参加できない学生も多く、特に都市基盤工学科の参加者がいなかったのは残念だった。

この2年間の取り組みを通じて感じたことの 1 つは、学生の活字離れの進行である。毎回の授業で参考書を紹介しているが、学期末に紹介した参考書で読んだものがあるかアンケートをとると、書名をあげてあるものが1割に満たない。しかし、2002 年度後期の地学で課した期末レポートでの学生の意欲的な取り組みを見ると、学生に学びの動機付けができて、学びの基礎能力が身につけば、きちんと自分で資料を探し、あるいは観察や実験を行い、論を構築する能力を養成することは可能であると考える。

#地学・授業記録 http://www.chemie.org/geo/

http://www.ed.ipc.musashi-tech.ac.jp/~hhagiya/index.html

まとめ

我々がこれまでの研究会活動を通じて、共有している認識をまとめる。

  1. 高校以下の中等教育の問題を大学側で把握していないと、教養課程での教育は有効に機能せず、それが大学卒業時の学力低下に結びつくであろう。これからますます中等教育との連携を進めていく必要がある。
  2. 学生一般に基礎的な日本語の読み書き能力の低下が見られ、これに対する対策が急務である。根本的には勉強習慣が身に付いていないまま、進学してくる学生の増加に問題がある。
  3. web サイト閲覧やメールなど、インターネット利用は学生にとって日常的になっているが、基本的なマナーやルールが身に付いていないことが多い。本来は、2003 年度より高等学校に新設される科目「情報」などで教えるべき内容だが、移行期間として、しばらくは大学においても必要に応じて教えるべきだろう。
  4. このような現状をふまえ、既存のカリキュラムの枠組みに必要以上にとらわれず、学生のニーズに合わせた、魅力的な授業を作っていく必要がある。

武蔵工業大学教育年報第 13 号 2002 版( 2003.3.7 発行、武蔵工業大学教務委員会)pp114-120