生田緑地見学


 武蔵工業大学・地学実験の野外観察として。2008.10.12

 駅前の案内板。

 向ヶ丘遊園駅9:00集合。地図で自分の位置を確認。今日の説明を聞く。

 生田緑地入口。上総層群飯室泥岩層が露出して、露頭表面の模様で生痕化石がわかる。

 生田緑地の南東側、駐車場から登るルート。

 露頭の前でロバート先生の説明。

 飯室泥岩層とおし沼砂れき層の境界。クリックすると拡大

 おし沼砂れき層との境界部拡大。泥岩の上に円磨されたレキがのっているのがわかる。

 おし沼砂れき層の観察。

 崖の上にある、多摩ローム中のバヤリース軽石層。

 下から見上げるとこんな露頭。

 道を回ったところの裏側の露頭。バヤリース軽石層とドーラン軽石層が確認できる。

 ドーラン軽石層。白〜青白の見かけで岩片が多い。

 尾根の裏道に出て、再度生田緑地のゲートに入ったところ。大石先生による、立川ロームの説明。約3万年前〜1万年前には、古富士火山の活動により、玄武岩質の火山噴出物が多く供給されるようになる。

 U君の活躍。表層に近い立川ロームを採取。

 今度は下りの道。

 多摩ローム?中の軽石層X。

 道路も露頭です。おし沼砂れき層の砂層が露出しているのを観察。

 おし沼砂れき層中の炭質物を含む薄層。花粉分析などによる古環境解析の説明。

 水が湧いています。等々力渓谷と似ていますね。

 水が湧いているところの下には、どこかで見たような地層が出ています。

 メタセコイアの林で、三木茂博士の発見の説明。「生きている化石」メタセコイアは、70万年ほど前までは日本でも広く分布・生息していた植物です。1946年に中国・四川省で最後の十数本が生存しているのが発見され、大ニュースになりました。その後、挿し木で増やした株が配布されて、日本各地に植えられました。

 民家園わきの、飯室泥岩層とおし沼砂れき層との不整合露頭。

 不整合面直下に、穿孔貝(Boring Shell)の生痕化石が見られる。波打ち際の環境にあったことを示す。

 後半の記録(多摩川河床)へ …準備中


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