地学(2)

2008.9.30

受講上の注意

成績評価

期末レポートの書き方

 

地学(2)の予定内容

 

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太陽放射

 地球表面の諸現象をコントロールするもの

 

電磁波というもの

 波長により、性質が異なる

 短波長側:エネルギー大、直進性大、粒子性強い

 長波長側:エネルギー小、回折、波動性が強い

 

 ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波

 

 紫外線 |紫 青 緑 黄 橙 赤| 赤外線

     |←  可視光線   →|

     400nm        700nm

 

どんな物体も、その表面温度に応じた波長の電磁波を放出

 高温→短波長、放射エネルギー大

 低温→長波長、放射エネルギー小

 

離れていても、放射する波長で表面温度がわかる

太陽の表面温度:5800K

他の恒星の表面温度もわかる

 青白い星:高温 赤い星:低温

太陽表面の磁場

 高温のガス(水素、ヘリウムを主):プラズマ

 原子核と電子がはずれてバラバラ=電荷を持つ粒子

 電荷を持った粒子の運動=電流、電磁誘導で磁場生成

 

 ガスの運動そのものが磁場をつくり、磁場がガスの運動をコントロールする

 

太陽が放射するもの

 電磁波以外に様々な粒子

 プラズマ流=太陽風 電子や水素・ヘリウムの原子核

 秒速500kmくらいの流れ、太陽から宇宙空間に放出

 

 太陽宇宙線:秒速数万kmの高速の粒子

 ニュートリノ:核融合反応の際に放出・光の速度

 

地球のしくみ

 太陽放射のうち、有害なものを大気上層でブロック

 X線、宇宙線、太陽風、紫外線