出席カードに書き込まれた質問(7/16火曜12限)

2002前期第13回(都市)

 

講義内容の要約例青字…加筆、赤字…訂正)

*都市は発達とともに大量の資源の消費や軟弱地盤といった問題を抱えている。化石燃料の大量消費は地球規模の問題、例えば温暖化などにつながる。(0116057)

 

質問と回答

(1限)

*古代の文明では文明同士の戦いで滅ぶということはなかったのだろうか?

#どうだろう。僕はよく知りません。ただ、王朝が変わっても、同じ場所に遺跡ができていたりするのは、都市が滅んだことにはならないということでしょうか。インカやアステカ、マヤ文明は、明らかに滅びましたけどね。

*大陸棚は、昔は陸地で、1万年前に海に沈んだのですか?

#海面低下時には陸地だったこともある、ということです。昔といってもいろんな時点があるでしょう? 大陸棚は、海面の上昇、下降に応じて、陸域になったり、海面下に沈むところと思っていいです。

*東京都市部で生活排水などに汚染されていなくて、そのまま飲料水として飲める川の水はありますか?

#どうだろう。わかりません。河川水となると難しいですが、わき水なら飲めるものがあると思いますが。7/30の自主ゼミでいくつも湧水を回ってみますが、そこで確かめてみませんか?

*海の水が1500m130m低いということは。その分、大気も下がるのですか?それとも空気も密度が薄くなるんですか?

#いい質問なのですが、わずかですが同じ位置では高度が見かけ上上昇する分、そういうことになりますかね。もっとも、空気の密度は温度にもよるので、気温低下の分とのかねあいになりますが。

*もっと下水処理の効率は上げられないのだろうか?

#現在の方式では限界があると思います。

*森林は10年前の何パーセントぐらいになったのか?

#地球全体でですか?地域によって差があると思います。統計を見ないと何とも言えません。

*水道水は全く汚染されていないのですか?

#基本的には、日本の水道水は塩素殺菌で病原体という点では汚染されていないはずです。ただ、残留塩素が有機物と反応して、トリハロメタンなど、発ガン性のある物質をつくってしまう場合があるので、そういう視点からは汚染されている可能性が皆無ではない。

*等々力の川は何年前、川だったのですか?

#自由が丘の辺りの話ですが、昭和30年代は川や田んぼがあったように本には書いてありますね。

*カップラーメンなどのあまったつゆは、土に流した方が汚染にもならないし、土にはうれしい、ということですか?

#うーん、まあ、流すよりまし、ということかな。土にはもともと分解する能力があるわけで、それを活用すべきだろうということですけど、花壇に捨てていいかどうかは別。塩分の問題などもあるので。

*環境問題が全て解決する日は来るのですか?

#全て解決というのは人間が生きている限りきびしいけれど、ほぼ問題が解決するという、そういう日が来るといいな、と思います。

*石をなめることで何がわかるのですか?

#岩石の構成鉱物・粒子の粒度、粘土鉱物の有無、空隙率、成分(水に溶けやすい金属イオン)など。

*現在、水の汚染に対するよる害には、どんなものがあるのか?

#調べてみてください。

*今日の映像を見ていたら何百年という時間をかけてですが、海が埋まっていっていましたがこれから同じようなことは起こらないのでしょうか?

#いや、ああいう岬に囲まれた内湾の、良い条件の港町というのは、土砂で埋め立てられていく運命をもともと持っているのです。日本でも、鎌倉の海岸線は、鎌倉時代に比べて数百m前進しているようです。海岸沿いの工事現場を観察すると、表土の下は砂でできていますね。

*毒性があるものと無毒との境界はどこですか?

#物質によって異なるし、個人差もあるので、一概に言えません。何について境界を示せばいいのですか?

*ヨーロッパには地中海のような文明の移動には木の伐採などで人々が移動しましたが、日本にはないのですか?

#奈良時代の大仏建立のためにはげ山をつくってしまったなど、木の伐採によって土地の荒廃が起きた話はあるのですが、長い目で見ると回復可能というか、問題が大きくなりませんでしたね。日本の特質として、何が荒廃を防いだのか、みんなで調べて考えてみたいことですね。

*軟弱地盤を強くするにはどうしたらいいのですか?

#地盤そのものは強くすることはできないと考えた方が良いです。全てコンクリート詰めにすればいいのかもしれないが、そうすると地下水も涵養できないし、あまりいいこととは思えません。基礎をきちんと基盤まで打つなど、軟弱地盤に対する対策をきちんととれば、それほどおそれることではないと思います。

*汚染物質は毒を持つものがあるというが、無毒のものとの境目はあるのだろうか?

#境目はあいまいですね。定義しにくいです。生体に影響を及ぼすものは、ある意味で、毒にも薬にもなるわけです。重金属などについては、「微量元素の世界」(木村優著・裳華房ポピュラーサイエンス)が参考になります。

*授業中、先生がおっしゃっていたことで、ラーメンの汁は川の汚れよりもきたないといっていましたが、そのようなものを摂取し続けても大丈夫なのですか?

#川に流したとすれば、その中の油などの有機物を分解するのに、汚れた川の水よりも努力を要する、ということです。我々は、でんぷんにせよタンパク質にせよ脂肪にせよ、有機物を摂取しなくては生きていけません。ただ、それが分解対象になった場合には汚れとなりうる。汚れというものが簡単に定義できるものではないことに気づいてもらいたかったのですが。

*植物が生きられない不毛の大地に、また、植物をよみがえらせる方法はあるのですか?

#場所・条件にもよりますが、何千年という単位で時間さえかければ、復活すると思います。でも、短期間でもとに戻すのは大変ですし、いったん植生が破壊されると、気候も変わってしまい、元に戻らなくなる可能性もあります。

(2限)

*江戸時代の水はきれいだったそうですが、汚染源である物質は混入されていなかったのですか?

#何が混入すると汚染になるのか、を考えると、ないでしょうね。江戸時代の人は上水をとても大事にしたそうですし。

*多くの汚染の中で、もっとも深刻なのはなんなのですか?

#汚染というのとは少し違うけれど、オゾン層の問題はこれから先、非常に心配です。

*バクテリアが呼吸して酸素を奪って何を妨害するのですか?(他のバクテリア?)

#魚のような、酸素を大量に必要とする大型動物の生存を妨げるでしょう。

*文明がどんどん移動してアメリカに来たということだったが、アメリカの次の文明ってあり得るのでしょうか?

#いや、本当はああいう図式化は好きじゃないのですけどね。アメリカ中心主義みたいで。でも、どうかな。僕にはよくわかりません。どこかに中心を持つ文明のあり方を変えなくてはいけないと思っています。

*都市の地盤が軟弱化してきてもしこの温暖化が進み海水が1mくらい上昇したらものすごい被害になると思います。例えば都市が広い範囲にわたって海と一体化したり、都市から海へ大量の汚染物が流れ込み、魚などの海産物に大きな被害をもたらしたりすると思います。今のこの現状、またこれ以上ひどい社会が続くと、この先どのくらいの被害が出ると思いますか?

#何を答えればよいのかわからないのですが、海面上昇による都市部の被害というのは、1mであれば対症療法でなんとかなるレベルだと思います。なぜなら、すでに海面下の土地に堤防で仕切って人々が住んでいる場合もあるわけですので。むしろ、広大な海岸平野を持っている大陸の国や、サンゴ礁の島国が深刻です。具体的に、君が考える被害とはどんなことを指すのですか?

*花粉は何故そのまま残るのですか?

#花粉は遺伝子を運ぶものですが、地表の乾燥に耐えるための殻を持っています。これが丈夫で残りやすいのです。中身は残っていないと思います。

*病原体はどこから発生するのか、どのようなところに生まれやすいのか?

#病原体にもいろいろな種類がありますが、何について答えればいいのですか?

*火力発電は資源を使うというが、今後、原子力に切り替えていく必要があるのか?どのくらいの割合になるのか?

#原子力は後始末が大変だからなあ。できれば、風力や太陽光など、分散型の発電に切り替えていった方がいいと思っています。温水器などもそうですが。ただ、それでは需要を賄いきれないので、どうやって化石燃料消費を押さえながら供給を維持するか、作戦を練らないといけませんね。

NHKのクローズアップ現代という番組で、お台場の海浜公園に異臭を発生する物体がたくさん流れ着いている問題が取り上げられた。その原因は、下水道の汚水が雨によって増加し、地上にあふれるのをふせぐため、直接海に流していたというものだった。私は、「はぁ!?」とおどろいた。海浜公園は、子どももたくさん遊んでいる。その子どもが、その砂浜で遊ぶ。言いかえれば、汚水の中で子どもがワイワイやっているわけです。昔の人なら何てことなかったと思うのですが、今の子どもには抗体が昔より少なすぎるため、体に非常に悪い。この現状を改善することはできないのですか?先生は、これをどう考えますか??

#いまの子どもに抗体が少ないかどうかはデータがないとわかりませんが、ひどい話ですね。公共工事であれば、住民のチェックが大事だということになるでしょうし、取り締まる法律もあるはずです。こういう問題は、責任の所在を明確にしないところに大きな要因が隠れていると思うのです。こういう工事を設計したり、認可した人間は責任を取っているのでしょうか。役人が免職になったり、業者が工事の受注停止処分を受けたりしているのだろうか。お台場の海浜公園は、公園管理事務所がやたらとうるさくて、冬季に学生実習をやったときに、さんざん文句をつけられたと聞いているので、印象が悪いですね。

*地球の環境はこれから先、回復していくの?

#これからの我々次第ですね。人類がいなくなれば確実に回復するのですが。産業活動を停止するわけにはいかないですし、難しい。ところで、気持ちはわからないではないですが、環境といってもいろいろあるので、十把一絡げな扱いでは困ります。

*最近本当に環境問題について考えると、先行き不安になります。私が死ぬまで、地球はちゃんと住める状態でもつのでしょうか。きっと答えは、はっきりしたものは出ないのでしょうけれど、怖いですね。

#住む分には住めるでしょうが、快適に、安全に暮らすことができるか、という問題ではないでしょうか。我々が日本で快適に生活できればそれでいいのか、という倫理的な問題もあるような気がします。南北問題も大きいですし、課題は増える一方ですね。

*前にテレビで見たのですが、田んぼの中にエビ系の変な虫を泳がせていて、それによって作物の実りを豊富にしていました。そういうのをたくさん放てばよいのでは?

#ホウネンエビのことでしょうか。どんな効用があるのですか? 生物あるいは生態系のしくみを利用することは、合鴨農法のように、水環境や土壌環境への負担を減らすことにつながる場合が多いのですが、人間が生物を本来とは違う環境に持ち込むことは、多くの害をもたらす危険性も持っています。後期の講義で扱いますが、その土地の生態系にはそれが成立する必然性と歴史があるのであって、尊重すべきだと思います。自然をなめてかかって、失敗してきたのが人類の歴史ではないですか?

*汚染された川にコイがたくさんいるのはなぜですか?

#酸欠にも、泥にも強い(エラが詰まりにくい)コイくらいしか住めないくらい汚い、ということです。

*もし汚染された水を飲んだらどうなるんですか?体調悪くなるんですか?

#何の汚染の話ですか? 講義で分類したはずですが。コレラ菌入りだったらやっぱりまずいことになるのでは?

*地盤沈下の対策としては何が挙げられるのか?

#徹底的に地下水を抜いてしまって、沈下できる限り沈下させる、という対策もあるとは思うのですが、現実的ではないですね。要するに対策はないです。建物の基礎をきっちり打つことですね。

*タバコの灰は肥料になるんですか?

#ニコチンなど生物にとっての毒物を含むので、そのままではまずいでしょう。完全に燃やし尽くして分解すれば、ミネラル分が残ると思いますが。

*砂漠の砂というのは、同じ砂漠地帯でも、砂の種類は全然違うのか?

#場所によって若干違うようです。昨年環境情報の学生さんにいただいた中国東北部の砂漠砂は、けっこう岩石片が入っていましたし、石英ばかりとは限らないようですね。

*先生のカップラーメンの話で、ラーメンの捨て水はすごく汚いといっていたが、なぜ汚いのですか?ラーメン自体が汚いということですか?

#油や炭水化物など、有機物がたくさん入っているので、それを自然界で分解するのは大変だということです。汚いという意味はいろいろあるわけで、分類しましたよね。

*人類が太陽エネルギーや風力、水力を中心に活動する日はくるのでしょうか?

#くるといいですね。お互い、実現に向かって努力しましょう。

*イギリスの首都、ロンドンでは、森林は9%しかないといっていましたが、その状況は危機的状況ではないのですか?それともやはり化石燃料で補えてしまうものなのですか?

#よくないと思います。危機的かどうかは、一つの都市だけで判断はできません。ロンドンは石炭を使っていた19世紀の方が危機的で、スモッグで何万人も死んでいるそうです。

*なぜ江戸が(当時)世界最大の都市だったのか?

#なぜ、というのは、何を答えればいいのでしょう。僕の守備範囲外なので、そういう推定があるとしか答えられません。

*海に沈んだ都市はどれくらいありますか?

#どういう都市を想定していますか? 後氷期の海面変動を考えても、あんまりないと思うけど。

*ローマ時代の人口はどのくらい?

#ローマ時代のローマ帝国の人口ですか? 調べてみてください。僕はわかりません。

*汚染物質を広げないようにするためのシステム開発は進んでいるのか?

#例えば石炭火力発電所の脱硫装置とか、すでに早くから実用化されているものもあります。

*地球には多く問題があり、それらの問題を解決するために我々人間の中にもがんばっている人々がいるのに、世界的に地球はダメになっていくのでしょうか?

#先のことはわかりません。僕らにできることをやっていくしかないですね。ダメになっていく部分もあるでしょうが、前より良くなる部分も必ずあるはずです。

*現代人がこのまま大量のエネルギーを消費する生活を続けると、地球は人の住むことができない星になるんですか?

#極論をすれば、そういうことになり得ます。

*油が水によって分解されるためには、どのくらいの水の量が必要なんですか?

#水の問題ではなくて、酸素の問題です。1リットルの水に含まれうる酸素の量が常温で30mlくらいですから、逆算すると、1gの油を分解するのに5-10リットルくらいの水に含まれうる酸素を使いきらないといけないことになるのではないかな。もちろん、そうするとその水に魚などは住めなくなりますね。CODで計算すると、もっと多くなるはずです。

*有機物の混入で水は汚染されているということでしたが、その有機物というのは微生物とかですか?そうだとしたら有機物がないきれいな川では小さな生物のえさが不足しないでしょうか?

#その通り。実は有機物が入っていないきれいな川は、貧栄養ともいわれるのです。生産者である植物が少ないために、全体の生物量も少ない。川の上流、渓流などのヤマメやイワナが住むところの水が、これにあたります。

*汚染の中の有機物とは具体的にどういうものか?

#一番多いのは油ですが、糖分やアミノ酸なども汚染原因になり得ます。それに、有機物とは言えなくなりますが、植物にとって肥料となる窒素やリン酸も重要です。

*私は名古屋の生水は危険!ときいたことがあります。それは盛んな工業地帯で化学物質などが多いからですか?

#名古屋の水についてはわかりません。

*もし化石燃料がなくなったら、それの代わりになる燃料はあるんですか?

#植物からアルコールをつくることが考えられていますね。

*1万年前、一人が1年かけて消費するエネルギーを現代人は1日で消費することについて、現代は主に電力や石油などによるエネルギーが挙げられますが、1万年前の人が使ったエネルギーは何ですか?火力が含まれてるのですか?

#計算では2000kcalでしたので、食物の分だけで、たき火の熱などは計算に入っていないと思います。本当は、たき火に使う薪のエネルギーを考慮すべきでしょう。

*屋上緑化などは植物にとって、本当に良い環境ですか?

#植物にとって、というのは、よくわかりません。条件的には生育可能でしょうが、樹木になると根の問題が出てきます。講義中で述べたように、地下水の涵養にはつながらないわけですから、過度の都市化の進行、過密状態に対する当座のしのぎとしては有効かも知れませんが、根本的な解決にはなっていないということを指摘しておきましょう。

 

感想・意見

(1限)

*宇宙から撮った地球の表面があんなに明るいとは思いませんでした。人間があんなにエネルギーを使っていたとは驚きました。

#そうですね。特殊な処理をした映像ですが、あの明るさが何に支えられているのかを考えると、とても恐いことだと思います。

*汚染された環境を戻すためには何ができるのだろうか?

#時間さえかければ、戻ります。でも、そこに人が住んでいたりすると、あまり悠長なことは言えなくなります。自然の分解プロセスを手助けするようなことを考えてはどうでしょう?

*カップラーメンの捨てる水が汚いとは驚きました。(同様3通)

#水道に捨てずに飲み干すか、腐葉土の中に捨てればいいのです。流しに捨てるから汚れになってしまうのです。あまり神経質になることはありませんが。

*土はとても大切な役目をしているなんて知りませんでした。

#土については、きちんと学ぶのであれば土壌学の教科書を探してください。農学関係のところにあります。

*半期を通して、地質、地殻構成などについて学ぶことができて良かった。

#本当は地殻物質については、もっときっちりやりたかったのですが、時間切れです。残念です。あとは自分で勉強してもらうしかない。

*テスト頑張ります。

#頑張ってください。

*環境汚染はどんどん進んでいくが、なくすことはできない。洗い物はなくせないし、ゴミもなくせない。ただ、減らすことはできると思うので、小さいことからコツコツしていこうと思う。

#その通り、それが正しい態度だと思います。

*森林の働き、自然の営みによって地球は守られている。しかし、人類が生きる上でその自然を破壊してしまっているのがとても残念である。自然と共存できるように人類はもっと知らなければならないことがたくさんあると感じた。

#そうですね。僕にできることは限られていますが、それでも講義を通じて、君たちが責任の重さを自覚して、これから人間を取りまく自然の世界をどんどん学んでいってもらえたらうれしいな、と思います。そして、学んだことを実際に活かしてくれたら、僕の講義も意味があったのだと思います。

*今回のビデオを見て、一番意識し直さなければと思ったのは、人間が今の生活によって及ぼしている環境破壊です。もしこのままの生活で行けば、地球は、人間と他の生物、植物が現状のまま生きていけるのは何年ぐらいなのでしょうか?

#何年くらい、といわれても、線を引くのは無理ですね。快適さが失われていくのをどのくらい我慢できるか、という人間の側の問題になりそうな気がします。環境というのは局所的なものが積み重なって構成しているので、十把一絡げに論じることはできません。環境が壊れた、と判断するのは、かなり人為的な基準になるでしょう。本当に快適な生活空間はどのようなものか、ということを突きつめれば、生態系や森林環境、水環境の保全の重要性は明らかになってくるはずです。

*川に尿をするより土にすれば川は汚れないというのがためになりました。

#まあ、「水に流す」ことの否定的側面ですかね。でも、土は知れば知るほどすごいものだと思います。

*都市の問題、汚染についてよくわかった。

*等々力駅のところはずーっと昔は川であったと知って驚いた。最後のDVDを見て、自分でしっかりいろんなものを見て考えようと思った。

#そういう目で見ると、東京の街でも昔の水路や河川のあとがわかる時があります。そして、戦後の都市計画の貧しさを感じることも多いのですが。学生のうちは、いろいろなものを見るチャンスがつくれるのですから、時間をうまく活用してください。

*水の汚れの話で、現代の水が汚れているのは下水道があるからだということに驚きました。今まで下水道は水をきれいにする最善の方法だと思っていました。先生が言っていた江戸時代の完璧なリサイクルには本当にすごいと思いました。

#下水道が悪いわけではなくて、生活排水をそのまま流すよりは何倍もいいのだけれど、でも、下水道は万能ではなく、下水道を通す限りはある水準以上にきれいになることはない、ということも覚えておいていいと思います。

*「地球大紀行」とてもよかった。

#時代をつくった番組ですからね。今見ても価値が高いと思います。僕が大学1年の時に始まった番組でした。

*もっといろいろ考えようと思いました。

*最後のVTRを見て、地球は危機に直面していて、これから多くの難題を解決しなければならないと思いました。

*人間が安全に安心して楽に暮らすためには森林を伐採するしかないけれど、そうすると環境に多大な影響を与えることになる。人間が楽に暮らせてなおかつ環境を全く破壊せずにすむ方法はないのだろうか、と思いました。

*今日の授業は、今までのまとめとしてよかったと思う。

*古代の人々がおかしたあやまちを、再びおかしてはならないです。

*軟弱地盤があるので、日本は地震が多い国であるということで、見直す必要があると思う。

*下水道の普及が、川を汚していったと言っても間違いではないということを知って、驚きました。それに、水の汚染の実態を知り、最後のDVDを見て、自分もしっかり、地球を、地球のあり方を見直すというか、見つめなければいけないと感じました。

*汚染というのは、自然な汚れ以外のものを汚染と言う気がします。自然から出る汚れは、また元に戻るだろうけど、人間が出した汚れは元には戻らなくて、汚染されていくのではないか。

*国境を越えた環境問題に、表面的な解決をしてきたから、今、問題となっているのだろうと思った。

*自分で見に行くことが、環境問題解決では一番大事だ。

#自分で現場を見に行くことは、環境問題解決の第一歩なのです。まず、自分で見て、調べる。そこから、わからないこと、難しさを知る。そして勉強し、試行錯誤する。それが大切です。見に行かずに、聞きかじりや、どこかに書いてあることだけを読んでわかった気になっていたら、本当の解決にはつながらないし、自分が問題をわかっていないことにも気づかないでしょう。自分がわからないことに気づくところに、現場に行く価値があるのです。

*今日の講義はとても身近に感じました。特に、私たちが生活している都市の抱える問題については、とても興味を持ちました。大量の資源の消費、廃棄物処理問題などについては、深刻に考え、もっと地球について知るべきだと感じました。

*自分から考えさせられる授業だった。

DVDについて、人々が生活水準を上げるために行ってきたことが、負の遺産をつくり出してしまった。こういった被害があってこそ、現在の快適な生活が得られたかのように思われるが、逆に、人類は自分で自分の首を絞めているかのように、多くの問題点を抱えることになった。自然は征服するのではなく、よく理解して、有効に利用することが大切だと思います。自然への被害を以下に減らすことができるかということが大きな課題なんだとわかりました。

*都市化を進めるために地球を犠牲にするのはおかしな話だけど、仕方のないことかも知れません。

#そうではない。地球を犠牲にするのではなく、人々を犠牲にして都市が成り立つことになるのです。犠牲になるのは他の国の人かも知れないし、都市に住む人々自身かも知れない。あまり脅すようなことを言いたくないが、もはや汚染や環境破壊に国境はないのです。他人事のように「地球を犠牲にする」などと言うのは、問題の本質を理解していないということです。

*試験、大変そうですが、頑張りたいと思います。

#頑張ってください。なんだか、土木/都市基盤では、試験が難しいというので敬遠されているらしいのですが、出席さえしていれば単位を落としようがないのですけどね。試験をやさしくするつもりはありません。試験というのは、自分が講義内容の中で何をわかっていて、何がわかっていないのかを確認する作業でもありますので。やる気のある学生さんだけ受講してくれれば、それで構わないです。

 

(2限)

*先生のおかげで、だいぶ価値観変わりました。「自分の目」のフィルターが少しでも先生のようにイキイキできるよう、生きていきたいです。

#どのように価値観が変わったのか心配です。いろんな人の見方/視点を学ぶ、あるいは盗むことは、大事なことだと思います。これからも頑張ってください。

DVDを見て、人はいま、衛星から広い視野で見ることができるのに、実際にはまだまだ狭い視野でしか見えていないのだと思った。けれど小さい範囲から始めなければいけないと思うので、自分にできることからやっていこうと思います。

#そうですね。小さなことからコツコツと。大事な姿勢だと思います。そうですね。地球を外から眺めても、何をわかっていると言えるのだろう、と思います。知らないことを知ることの大切さ、それにはまず現場に出てみることが必要なのでしょう。

*私たちはもはや全てが自然という状態では暮らせなくなってしまっている。この今の現状で改善できること、これから取り組めるものを積極的にやっていかなければならない。

#そうですね。環境情報学部は、まさにそれを学ぶべきところだと思っています。僕も学ばなくてはいけないことがたくさんあります。生き方として、人もまた自然の一部でありたいですね。

*地球は汚染され、動植物も汚染されている。人間の働きが、地球上に数々の汚染物質を残していることがとても悲しい。しかし受けとめ、改善する努力をしなくてはいけない。

#「汚染」を抽象的なものとしてとらえず、具体的な物質や濃度で押さえていきましょう。それが、環境改善の第一歩だと思います。

*地球科学必修の時代だと思った。「情報」を教育課程で必修にするのなら、環境を考える上で重要な「地学」を必修にすべきである。

#必修かは大賛成。今のままの「地学」である必要はないと思っていますが、僕の「地学」のような組み立ての科目を教えることは必要なのではないかと思っています。僕は僕にできるところで努力していこうと思います。

*「自分の目で見ること」は私が前から考えていることです。何事もただ聞いたことだけだと忘れがちですが、自分の目で見る、触れることで、そのモノの本当の大切さ、意味が理解できると思います。

#いや、そうかな。ただ見たり、触れるだけでは、そのモノを自分がわかっていないということに気づくだけなのではないでしょうか。石でも植物でも動物でもそうですが、そこにあることの必然性や歴史、自然の中でのつながりを読みとれるようになることで、そのモノの本当の大切さがだんだんと感じ取れるようになるのではないか、と思っています。意味を理解するまでは大変です。僕などは、まだまだ発展途上です。

*地球環境を救うためには、未来を見越した改善が必要である。

#そうです。そして、そのために知らねばいけないことがたくさんある気がします。過去の失敗から学ぶことも大事だと思うので、後期にはそのような題材も扱う予定です。

*都市化が進んでいるといわれているが、自然との共存が望ましいと思う。豊かさ、便利さを追求してきたが、ここまで成長したことについて後ろを向くのでなく、これからドイツが緑を増やしたように、出発点だと思って環境を大切にすればよい。

*有機物というのは、何をさすのですか?先生のキャラクターも授業もとてもおもしろかったです。

*文明が崩壊し、新たに文明を築くことを繰り返してきた人間ですが、地球が無限ではないことに気づくのが遅すぎたと思いました。

*全体を通してとてもおもしろかったです。地学がみごとに地球環境のはなしにつながったのも、自分の目でというのも納得です。環境情報学部にいても知識を得るだけで、フィールドに出ることが少ないのがとても不満です。

#地学は基本的に環境科学なのです。だから何ら不思議はない。実は、環境の衣を着せつつも、話の中身をよく考えると、学期を通して、「石からわかること・読みとれること」の話しか僕はしていないのですけどね。フィールドを教えることのできる教員というのは、なかなかいなくて、それはできる人間から盗んで身につけていくしかない技です。先天的な適性もありますが、基本は職人芸です。ですから、環境情報学部でもどこでも、フィールドの能力を養うのにはスタッフの選び方に左右される部分が大きく、限界があるでしょう。まだ、機会が皆無ではないだけ恵まれていると思います。僕は野外観察(地質学)のプロになりたいと思って、努力し、技を磨いてきたつもりなのですけど、ここでは(正式な)開講の機会がないのが残念です。

*汚染についてよくわかりました。

#講義で話した以上のことをわかってください。

*環情の研究室ゼミで環境問題を語っていると暗くなってしまう。先生の最後のVTRを見ていても同じ。余りにも問題が大きくどうしたらよいのでしょう。

#一度に全部解決しようとするのではなく、小さなことから、コツコツと積み重ねていくのが大事です。あとは、都市でも建築でも、充分に未来を見通した計画を立てることが、結果的に環境の問題を軽減することにつながると思います。

*我々人類は、物質主義的豊かさや効率のみを追求してきたばかりに、生活の土台である地球環境を破壊してきた。また、我々にとって本当の幸せとは何なのか?生産的効率ではなく精神的豊かさを大切にできる社会をつくっていくべきだと思います。

*技術が発達した今でも、環境の問題が山積なのに、技術が発達していなかった江戸時代にリサイクルができていたのはすごいと思った。

*地球の失った環境を取り戻すのには時間がかかるが、一人一人が意識し、これに直面していかなければならない。

*江戸時代のリサイクルがよくできてたなと感じた。

*人間が文明を発展させたことはすばらしいことである。しかし、同時に環境問題という深刻な問題を引き起こしてしまったことは、とてもかなしい。我々一人一人が今の現状を自覚し、見直していくことが大切であると思う。

*汚染の定義とは、いちがいに、これ!とは言えないのだな、と思った。

*このまま地球のことを考えないでいたら、いったい今後、どうなっていってしまうのか怖くなった。

*地球の誕生の仕方をはじめの授業で知り、いくつもの偶然が重なりできて神秘的だと思っていたのに、今日のVTRで地球がすごく破壊されてとても悲しくなった。本当に私が見たりしているものはほんの一部で、これから私たちに残された課題は大きいなと考えさせられました。

*人間がいることによる地球の利益って何もないですね。地球を破壊するためにいるとしか思えない…。

*建築という立場から考えた場合、確かに自然環境の問題はこれからさらに重要になっていくと思います。しかしそれだけでなく、人口増加や、高齢化等にも目を向ける必要があります。これからの知識の先駆けとして役にも立つ授業でした。

*森林が大切な役割をしているということを改めて思いました。江戸時代のリサイクルにおどろきました。

*先生が最後にいわれたとおり、実際に自分でいろいろなものをみて判断し考えることはとても重要なことだと思いました。その繰り返しが正しい判断の指標になると思います。

*授業をずっと受けてて、けっこうためになる話が聞けてよかった。おもしろかった。後期も受ける予定なので、また楽しい授業を期待しています。

#楽しいかどうかはわかりませんが、期待に応えられるよう、頑張ります。

*かつて栄えていた文明がどうしてだめになってしまうのか、その一つの原因がわかった。自分で自分の首を人間は今も絞めている。これから私たちがすべきことは多いと感じた。

*私たちは生きていく限り、地球に対する責任があると思う。それは私たちのためでもあるのだから。

#その通り。それがわかっているのなら、もう僕の後期の講義を受ける必要はなくて、あとは自分で進んでいけると思います。

*花粉を調べることで昔のことがわかるなんてすごいと思う。いつも思うが、このようにいろいろなものを調べることで昔のことを知ることを考えた人がすごいと思う。いま私は、そのような人の結果だけを聞いて理解しているだけなので…。しかし、まだまだ私が知らなければならないことはたくさんあると思う。一人一人が少しでもいろいろなことを知ることで少しでも未来が見えてくるのではないかと思う。

#そうです。あまりにもたくさんのひとの、ものすごい努力の積み重ねからわかってきたことを、我々は消費して、結果だけ聞いてわかった気になっている。だからこそ、引用を明確にしたり、先人の業績に敬意を払うことの意味があるわけです。自分が知識を生み出す側に立ってみないと、その重みがわかってもらえないのですよね。マスコミに対して、しつこく説いているのですが、わかる人とわからない人がいて、難しいです。

*地学の授業はとても興味深いVTRばっかでVTRを見るのがとても楽しみでした。

#制作側の人間として、うれしいですね。

*文明の発展は自然の荒廃があって発展していくのだと思いました。

*この授業はとってよかったと思えるほどおもしろかった。先生が常に、建築学科の学生のことを気にしている点がとてもよかった。

#お客様は神様です。ですが、別に建築に特化したつもりはなく、世の中一般に通用することを選んだつもりです。君たちは自分がなぜそれを学ぶのか、ということを、もっと意識しないといけないんじゃないかな。逆の立場で、僕はそれを強調しただけだと思います。

*私たちの生活は様々な地球規模の問題を引き起こしてきました。今の生活がすごくあたりまえになっていて気づかなかったけれど、すごく豊かで何不自由なくて…。その裏では、地球がとても傷ついていることを改めて気づかされました。

#地球が傷ついているのかなあ。困るのは地球ではなくて、人間だと思うのですが。結局、人間ってやっぱり小さな存在であって、地球ははるかに大きく、そして精妙なしくみを持っています。例えば、地球を守るとか、地球がかわいそうというのは、人間中心の視野から出ていないということではないのかな。

*さらに学ぶことも重要だと思いますが、いま現在、学ぶべきこと以上に何か行動することが重要だと思います。見えているのに、知っているのに、何もしないということが多すぎるように感じます。

#行動が大事だというのはその通りです。けれど、いま君たちにできること、君たちがなすべきことは、よく学び、正しい知識を身につけることではないのでしょうか。もっと言うと、知識は常に更新されているわけで、最新の知識の入手方法を身につけることと、ニセモノの知識と本物の知識を見分ける判断力を身につけることでしょう。賢く行動することが求められているのであり、何でもかんでも行動すればいいというものではない。グリーンピースと同じ愚を犯してはならないと思います。実力のない技術者は、ものの役に立ちません。まず、実力を見につけることです。

*ここまで環境破壊が進むと、もう手遅れなのでは…という気がしました。建築というのは環境破壊に影響する部分が多いと思うので、建築家になったら地球環境について今よりもっと気を使っていく必要があると思った!

*人間は地球の「ガン」だというのをどこかで聞いたことがあるが、今日の授業を聞いた限りでは、まったくその通りだと感じた。これまで人間が壊してきたものを取り戻すのは並の努力ではできないことだと思う。

*文明の発達が自然をむしばんでしまったのは事実なのだけれども、この結果がよかったのか、悪かったのかは一概に言えないと思い、考えさせられてしまった。

*地球の資源をのっとらなければ、人間は生きていけないのですかね…

*地中海沿岸の都市の衰退をVTRを通してみると理解しやすかった。人間が犯してきた罪を生産することが僕らの課題ですね。リサイクルや汚染についても見直されてきたのは最近のことのようですし…

*地学ってちょっとマニアっぽいイメージがあったけど、環境問題とか考えられてよかった。高校の時の地学より、現実的で楽しかった。

#高校で、受験のための地学を教えるのがイヤになって、大学に移ってきたこともあるのですが、高校理科の地学は、もう少し改善の余地がありそうですね。来年からの新課程の理科総合Bという科目がこれに近いのですが、その教科書を執筆したことも組み立ての上で参考になりました。

*現代の若者の多くは髪を染めていますが、髪を染めることも水を汚染することになりますか?毛染め剤は分解酵素を含んでいないとしたら、多くの人が、生きるのに不要なことで環境を壊していますね。

*最後の映像は先生の地球に対する愛を感じました。私たちは環境問題を、勉強だとか、かたくるしいとか思わず、自らの問題として考えるべきだと思います。

*カップラーメンの水の汚さに驚いた。

*取り返すには時間のかかることを簡単にしてきたと思った。

*人々が行ってきた大量消費社会というものを改めて見直さなければならないと感じた。建築においてもリサイクル可能な材料についてなど知識を深めていきたい。

*自分の目で見ることが重要、最後のDVDに感動した。すべての学問を学ぶ人、すべての人が考えなければいけないことだと思う。

*都市化というと良いイメージしかないような気もしたが、やはりそれに伴うデメリットもあると感じた。

*今日で最後だったわけであるが、おもしろい先生でよかったと思う。環境汚染は一人が頑張っても何も変わらないと思っている。が、いろいろな事態・現状を映像で見たことによって、少し見解が変わったような気もする。湯切りする種類のインスタント麺は、なるべく食べないようにします。

*普段から耳にすることは多かったのですが、先生の話とDVDを見て、改めて地球の温暖化、汚染について考えていかなければならないことがわかりました。簡単ではないけれど、一人一人が意識して見直さなければならないと思います。

*ラーメンのお湯の話を聞いて、私たちはもっと地球環境に責任を持たなければいけないと思いました。

*これからは地球を守るために何ができるのかなと考えさせられました。地球を守るデザインをしていきたいと思います。

*これから自分たちが考えなければならない問題をあらためて実感しました。建築においてもこの時代に沿ったものをつくらなければならないと思います。省エネ住宅や、屋上緑化など。

*カップラーメンの汁が有害であることに驚いたのですが、そういうことを考えると現代の生活は地球にとって有害でしかないようで、これから自分達がやるべきことはたくさんあるんだなと実感しました。

*自分達は今だけを考えるのでなく、未来をも含めて考えなくてはいけないと思った。

*カップラーメンの水が汚いことにびっくりした。

*建築の話で、屋上緑化をしても結局地面には水がしみこんでいかないといわれて、確かにその通りだと思った。ヒートアイランドの対策として屋上緑化は有効だと思うが、その土地、地球の環境を考えるとまた別の建築を考えなくてはいけないと思った。

*地学を勉強したのは今回が初めてで、中でも温暖化についての問題は印象に残り、興味がわいたので、これから調べていこうと思いました。

*環境破壊などに気づくのが遅すぎたけれど、人々にまだその認識が低いと意味がないので、もっと世界的に汚染を防ぐ努力が必要だと思う。

*地球を大切に、水を大切に

*前期の授業が全て終わって感じたことは、全ての授業に対して集中して取り組めなかったことへの後悔でした。今日の最後のビデオを見て、地球のことをもっと知ることが必要だと感じました。あの映像を最初に流しても良い気がするのだが。

*一人一人がもっと環境についての意識を高めなければならないと改めて感じました。このままの状態を何の対策もなく続けたら地球はどのくらいもつと思いますか?

*今後の環境問題についても考えて行かなくてはならない。すぐ解決できるものはひとつもないという言葉にすごく重みを感じた。私のできることを考えていかないとと思った。

*ちなみに私は寄生虫館のTシャツ2〜3枚持ってます。デザインがかわいいと思って…実際着ても全然平気でした。

*実際に都市の抱える問題について、表面的でその場限りのこととしてしか考えていない。何か大きなことがないと人々は真剣に食料、燃料資源の消費問題を考えないと思うので、何か機会が必要ではないかと感じた。

*ギリシャの映像がキレイでした。森を切り開いて、都市化した結果、衰退へつながっていったことがわかっているのに、産業の発展により、いまだにそれをしていることに、疑問です。

#そうですね。でも、便利さ、快適さというのは麻薬のようなもので、なかなかやめられないし、またそのための進歩は善だというのは、否定しにくいですね。冷蔵庫や冷房や、洗濯機や電子レンジの便利さは捨てがたいですものね。でも、便利さの追求が行き過ぎた結果、自律神経失調症が出たり、ダイエット食品がはやったり、スポーツジムが繁盛したり、問題が起きているような気もします。畑仕事していたら、ダンベルもランニングマシンも要らないんじゃないかな。どこかで行き過ぎた快適さとはきっぱりと縁を切らないといけないのかもしれません。

*自分が将来どんなことをするとしても、いつも地球環境のことを考えて判断できるようにしないといけないと思いました。たまに建築は自分の意志を表現するために乱暴なことをしがちだと思うので、そのために勉強するべきだと思っています。知らないことは言い訳にならないと思います。私はまず何を知らないのか知るべきです。

*建築というのは多大な自然の材料を使うが、リサイクルや耐久年数を長くすることなど、エコ建築を考えなくてはならないと思った。

#何をすべきか、それを考えることが第一歩なのだと思います。いろいろな解答があるはずで、君なりの答えを探してみてください。

*今回、今まで授業をうけてきて思ったのは、授業を受ければ受けるほど地球の今抱えている問題は自分一人の力ではとうてい解決できないのだなと感じた。やはり一人一人が心がけなくてはならないと思った。

#その通り、ひとりができることは限られていますが、でも何かできることはあるはずです。僕はこうやって君たちに問題の所在を知らせ、考えてもらうきっかけを提供すること、あるいは、番組や映像ソフトを通じて、こどもたちや世の中に訴えていく、ということに意義を感じています。

*知るということから何でもはじまると思う。でもその知るということは、自分の目で見て知ったことではじめてちゃんとしていくんだと思う。本当に、今後の人類はどうなっていくのか。今、我々は次世代に何が残せるのか。

#その問いかけは大事にしてください。きっと、君の大学での学びに、ひとつの指針を与えてくれるはずです。

*地学の後期、とれるかわかりませんが、絶対にとりたいです。

#歓迎します。

*今までこの文明を与えてきた地球のエネルギーに驚いたのと同時に、このままのスピードでのエネルギー消費は地球に対する汚染を消費するスピードと同じくらいに進んでいることを気づかされた。

*この授業で自然・地球の偉大さが改めて感じることができた。

*私も日々の生活で地球に対して何かできることはなるべく実行していこうと思う。

*我々は様々な生物をとこの地球で共存しなければならない。その上で人間の行動は地球環境に大きな影響を与える。だから我々は地球についてもっと知らなければならない。それはただ知識を集めるのではなく、実際に経験して感じなければならない。

*環境のことを考えなくてはいけないと思うけど、結局、私も、その場限りの決意しかできず、で情けないです。

*地学をとって環境のことにも興味を持ちました。今日の講義と少し違うかもしれないのですが、アフリカの貧しい国では自分たちの社会をやりくりする方が大事で、森林を伐採することがこれからの地球環境を破壊することを知っていても無視しているような気がします。どうにかしたいです。

*まだ全然見たことも聞いたこともない現象がいっぱいあるなあと思いました。つい自分で考えることをせず、まわりの話をそのまま聞き入れてしまうことがよくあります。自分で考えたり見たり聞くのはこれから頑張ろうと思いました。

*先生のがんばってる姿を見ると、私も何かできることやらなきゃと思います。

*ひとことで「汚染」と言っていたが、その中に本当に汚れているものとそうではないものが混ざっていることがわかった。

*下水を100%管理しても、少しでも汚れてしまうことになるなら、また江戸時代(くみ取り式とか)にまで戻ることがよいのかしら。

*日々、建築の授業や課題に追われて忘れていた物や事を思いだした気がします。授業の内容も非常に楽しかったです。

*最後に今までの講義をふりかえれたような気がする。地球の汚染は環境問題の一つで、現在の都市のあり方について考え直す必要があると思った。

VTRでも言っていたが、昔は地球は無限のエネルギーを持っているように思えたが、文明の進化から、一人一人の使うエネルギー消費量が増えて、地球のエネルギーも無限とは言えない。一人一人の考え方が大切になってくると思います。

VTRで「長い年月をかけ、地球規模の問題を解決しなければ」と言っていたが、そのために私たち一人一人が、今、何をしなければならないのか考えさせられた。

*今まで、このような地質や地球のことについて学ぶ機会というのはなかなかなかったのですが、今回、いろいろ学ぶことができました。自分は地球について知らないことが多すぎます。

#知らないことがいっぱいあることに気づいてもらえたら、そして知ることが楽しいと思ってもらえたら、僕の講義は成功だったのだと思います。

*高校の頃、カップ麺のお湯を花壇に捨てたら、事務のおじちゃんに「ちゃんと下水に捨てろ」と怒られたけど、やっぱ、僕の行動は正しかったんですね。何が正しいのか、ちゃんと知りたいと改めて思いました。

#塩分の問題、温度の問題などを考えると、そのまま花壇で捨てるには問題があると思いますが。土に返すことは悪くないですが、花壇の場合は条件が違うでしょう。判断力を疑ってしまいます。

*環境問題は本当に深刻で、自分たちが本当にすべきことを、考えるだけで終わらせないで、自分で行動に移さなければだめなんだと思った。

*セネガルの砂がとてもきれいで。さわってみたらすごくサラサラしていた。みれてよかった。

*有機物の混入が汚染につながっているというのはびっくりでした。CO2が含まれているとなぜダメなのですか?

*地学の授業は好きな授業の一つでした。おもしろかったです。地学について勉強してみるのもいいなと思いました。

#大学院で地学に進むなら、いつでも相談に乗ります。僕は自分の教えた学生が地学に進むのは大歓迎なのですが、みんな逃げていきますね。まあ、確かに地球科学の研究者になるのは茨の道ですが。

*人間の表面的な豊かさにより、このような状況につながってしまったのだと思う。特に有限の資源やオゾン層の破壊についての考え方を変えていかなければいけない。ヒートアイランド現象に対して→屋上緑化など。身近なところからの変化が必要とされている。

#前半はその通りだと思います。ヒートアイランド現象は、都市計画の問題であって、屋上緑化は焼け石に水だと思っています。個人的には。やらないよりはましかも知れないけど、枯れたものは燃えるゴミに出すのですかね?地下水にならない話もそうだけど、植物体そのものも、土を通さないと、本当の物質循環にはなりませんよね。

*カップラーメンの話が衝撃だった。昨日カップラーメン食ったので自分も汚染に貢献してしまった…。最後のDVDも感動した。

*ドイツの環境に対する姿勢に興味を持っていて、本とか、実際に行ってみて、もっとよく調べたいと思っています。今日の話に出てきた江戸のリサイクル社会にも興味を持った。

*人間が地球に生活していること自体、地球の環境悪化につながっていると思うが、でもこれは変えることのできないことなので、どう人間が環境の循環に入っていくかと思います。

*私達の気づかないところで汚染は進んでいる。これからは建築を学ぶものとして、もっと環境にも目を向けなくてはならないと感じました。

*現在の大量消費社会によって、環境問題が多くできている。我々は森林をこわすことによって、都市を形成してきたが、屋上緑化などおこなって、少しでも環境問題が解決して欲しいです。

*汚染とは何か…?=大気汚染、森林伐採という近代のイメージでしたが、大昔の文明の頃から人間の汚染は始まっていたのだなあと思いました。

*「日本の夜明け」という番組で「藤田」という人が出ていた

*花粉が腐らないというのは初めて知った。

 

アンケート部分に書き込まれた意見・感想と、回答(講義全体について)

(1限)

*授業案内CD-ROMの地学の紹介をもっと学生が興味を持つものにすればよいのではないでしょうか?

*遅刻者に対する対応がやや甘かったと思います。

*前期の授業で一回も寝てないのは地学だけで、その理由としてVTRなど理解しやすかったからだと思います。あと他の講義よりプリントがわかりやすかったです。

*はじめにVTRを見せるのではなく、VTRで見せるものの説明をしてからVTRを見せれば、より理解が深まると思う。

*大学受験というプロセスを経て、特にやりたい分野でもないものを学んでいる学生にとって、いったい自分は何に興味があるのかということを知らせてくれる授業だと思いました。

*地学は他の講義が専門的要素が多く教科書だけの授業に比べて、標本とか視覚で学べてよかった。まさにコア講義。

*初めて見たり、聞いたりするものが、ことが多くて、毎回楽しく授業を受けることができた。

*わかりやすかったが、全体的に、どれが大切なのかというポイントがわからなかった。

*今回の地学という講義で様々な分野のことについて学習できたので、さらに学習を深めていきたいです。

*先生と「心理と生理」の渡辺の授業がこの学校の中で一番面白いです。

#聞いてみたくなりますね。

*一般教養で初めて興味がもてた。

VTR等を使いわかりやすい内容だった。

*この講義を通して地球環境のことを自分なりに考えられたのがよかった。

*このままでよいと思う。

*地学に興味がわきました。もっとくわしく学びたいです。

*地学(2)は先生は教えていないでしょうか?

*地学は昔から好きだったので、楽しめた。

*何回か遅刻してしまって残念だった。

*ビデオを見るとわかりやすくていい。

*一限というのがつらかったですがとても楽しかったです。

*豊富なVTRでとてもよかった。

*とても学ぶことが多く、楽しい講義でした。地球のことについて、さまざまなことを知ることができました。自分、地学好きです!!

*標本の回覧などをしてくれると目で見てさわれるから頭の中で一致しやすいのでよいと思いました。

VTRはとてもわかりやすかったです。

*もう少し板書があって欲しかった。

*とてもおもしろい授業でした。野外実習、いつも時間があわないのが残念です。これから機会があれば混ざりたいと思います。

 

(2限)

*去年の後期と比べて教室が広くて、先生が遠く感じました。そして先生の熱い話があまり聞けなかったと思います。

*非常に有意義な時間を過ごせました。

*地学と環境問題がつながっていることに初めて気づきました。

*聞いていてとてもたのしい授業でした。受講してよかったです。

*先生の熱意がいつも伝わる授業だったと思います。

*グループワークで先生とどこかに行って、レポートを書くといったように強制的にフィールドワークをすればよいのでは。

#強制的にやっても、労力の割に効果が薄い気がします。やる気のある学生のためには、協力を惜しみませんけれど。

*大画面でVTRみたい! 環境情報で講義してください。

#環境情報の側で僕を呼んでください。こちらから押し売りするわけにはいかないのです。報酬が安くても出張しますよ。

*いつも授業後半急いでいて、もっと落ち着いて授業してほしい。

#すみません。反省しています。ひとつには欲張りすぎなのだと思います。でも、回数が限られているので、できるだけ見ておいて欲しい映像を刷り込んでおきたいのですよね。

*毎回生徒学生の質問にしっかり答えてくれてありがとうございました。

*先生の授業は地学からいろいろな発展分野があり、大変興味深く面白かったです。

*地学は今までの講義で一番興味がもてた。

*毎回標本を見ることができて非常に楽しかったです。

*いろいろなものに興味がもてました。

*楽しく受講できました。途中から建築より地学のほうがおもしろくなってきました。

#地学に転向するならいつでも…(以下略)

*先生は早口で、少し聞きとりにくいです。

#すみません。気をつけていても、つい速くなってしまうことがあります。本人は気づいていないこともあるので、聞き取りにくい時に手を挙げて質問してくださるとありがたい。

*いくつもの内容を知ることができたが、すべてまだ浅いような気がする。ひとつのことをゆっくり、じっくりやって欲しい。(でも少しでもいろいろなことが知れてよかったです)

#初回に説明したように、入り口を提示するのが僕の仕事で、あとは必要に応じて自分で学んでいくしかないのです。大学の勉強はそういうものではないですか? そのための情報は、参考書リストなどで提供してきたつもりです。もうひとつ、高校での地学履修者と、中学までの知識の人には基礎知識に差が大きく、平等に扱うためには、このくらいのレベルでやらないとつらいのではないかな。

*少ししゃべるのが早くて聞き取れないところもありました。

*1回くらいは全員で多摩川に行って実習してもいいと思います。

#考えてみたのですが、人数が多すぎると、解説が届かなくなるし、実物を見ながら説明するというところで無理が生じますね。やはり少人数のゼミでないときびしいと思います。もともと時間も足りないのですけれど。

VTRを使った授業は、とてもわかりやすく楽しかった。身近なことから、スケールのわからないような、大きなことまでいろいろあって、今後、役に立ちそうなことが多かった。

*テレビは少し見にくいです。

*地学は実に楽しい科目ですね。未知なことや、神秘的なことまで、いつもワクワクするような授業でした。私の思っていたとおり(宇宙や、石、地震など)の内容で、積極的に取り組むことができました。

*いつもすごく興味深い回覧標本を見せてくれてありがとうございました。

*自主ゼミ、よかったです。また興味のあるのがあれば行きたいです。

*建築と地学の一体化をめざした授業で、いい印象があります。居眠りしたのが残念だけど…

*もう少しわかりやすくしてほしい。ちょっと難しい、と感じました。

*いろいろと勉強になりました。

*今回、地学をとって全く知らなかった地球の話、生物の話を聞くことができ、良かった。先生の言っていた、自分の目で見る、ということの大切さを理解した。ビデオによってだが、地球の自然について興味がでた。自分の住んでいる小さなところにくらべ、あまりにも大きな自然の姿に感動した。いつか行って自分の目で自然というものをたしかめたい。

*地学はもっとこむずかしくて、何か退屈なものかなあと受講前には感じていたが、先生の講義を受けたことで、イメージを払拭することができた。身近にあるもの(植物、河川、動物)が生まれたしくみを知ることができたのがその理由であると思う。後期もぜひ受講したい。

*ゼミを平日の午後とかにも行って欲しい。ぜひ。

*身近な内容もいくつかありよかったと思う。
*地球のでき方とか歴史とかは全く知らなかったけど、少し聞いただけですごい興味がわいて、とてもおもしろかった。もっと時間をかけて聞きたかったです。

*お体に気をつけてください。VTRを見せている時、先生がヤバくなっている時がありました。

*もう少し時間にゆとりがあるとうれしいです。

*テストの採点は甘めでお願いします。

*(講義で扱っていない内容で、取り上げて欲しい項目)→どれも楽しかったです。要望としては、地質についても環境についても“過去”や“現実”のことを知ることであって、もちろんそれはとても重要なことであるけどできれば少し“未来”のことを取り上げてもらえると(例えば環境改善には具体的にどういうことが必要かとか)また考える軸ができてうれしいです。

VTRが中心でわかりやすかった。

*自分は宇宙に関することが好きなので楽しかった。

*もう少しゆっくり話して欲しいです。

*高校の時の地学のイメージとは全然ちがって、この授業の地学はすごく幅が広く、こんなことも地学の分野に入るのかと思った。

*プリントの量が多すぎます。

*最初地学といっても何を学べるかはっきりわかりませんでしたが、今日この講義を受けて、自然についてもっとくわしく知りたいと思いました。

*すごくおもしろかったり、今後も役に立ちそうなことだった。ちょうし先生が早口すぎるので、もうちょうしゆっくり話してほしかった。もっとVTRが見たかった。

*今までに受けたことがないような授業展開なので、ぜひこのままでいて欲しいです。

*やっぱりVTRを使うのはわかりやすい。他の講義はプリント、板書だけのつまらないもの。

*興味のある題材を多く使っているので楽しい。できれば、もう少し建築との関連のあるものを取り入れて欲しかった。

*地学(1)の講義は前期の講義の中で一番おもしろく内容の濃いものだった。地球や生命体の起源を知り、地球をもっと大切にしていく必要があると改めて感じた。

*今のままで充分、わかりやすく、楽しいものです。

*誰もが興味を持てる授業内容だったので、飽きずに講義が受けられてよかったと思う。

*先生は大学の先生らしくない熱心さがあって、教えてもらっている時も、その熱意のようなものが伝わってきました。授業も教えたいことが授業だけでは足りないというくらいめいっぱい教えてくださってありがとうございました。後期もとりたいと思っています。

*この講義では今までに知らなかったことをたくさん学びました。講義の進め方もとてもよかったです。

*先生の頭のよさについていけなくてわけのわからないままのところがたびたびありました。

*ビデオやプリントなども含めて建築よりも前の基礎基本が学べたという感じがしてよかったです。

DVDはもう少し大きなスクリーンで(もしくはTV)で見れた方がいいのでは?

*課外授業とかとてもよいことだと思いました。ただ、自分は、建築+体育会に入っていて、忙しく、家が2時間というのもあって活動に参加できなかったのが残念です。私は、もう少し自分のまわりに存在するもの(土とか)について考えながら生活していきたいと思います。

*普段見れない回覧標本が見れてよかった。

*思っていたよりだいぶん面白かったです。

*武蔵工大で2番目におもしろい授業だった。(1番は体育です。すみません)高校のとき、地学を3年間やってたのですが、先生の授業はそれよりももっと身近で、我々人間に関連する知識をわかりやすく講義してくれたので毎回楽しかったです。

*いろいろな資料にふれ、おもしろい講義でした。子ども用のVTRはとても好きでした。

*先生のしゃべりのスピードが、私には速くてついていけない時がありました。話が簡潔であるところはとても良かったです。