2001年度地学

武蔵工大・工学部 土木工学科、建築学科 専門基礎科目


10 河川と海洋  …地球の水環境を支えるもの

 われわれをとりまく世界(第3回)

2001.6.19 地学#10 萩谷 宏


説明図集

*黄土高原と黄河

 画像をクリックすると、大きい画像が表示されます。

 黄土高原は、ゴビ〜タクラマカンの砂漠地域から、偏西風によって運ばれた細粒の砂が厚く堆積した地域のこと。中国西部から黄河中流域、中国東北部にかけて、数十mもの厚さで黄土が堆積した地域がひろがっている。

 黄土高原の黄土層の柱状図。黄土の堆積は、およそ250万年前に開始されたことが読みとれる。氷期に内陸の乾燥環境がつくられたと考えられる。

 世界の河川の運搬する土砂の量を示した図。流域の平均浸食量として示している。黄河は流量はそれほど多くないが、アマゾン川などと比べても砕屑粒子の輸送量は多い。ガンジス川流域の浸食量が多いのは、ヒマラヤ山脈の影響。

VTR:
NHKジュニアスペシャル#33「河川」
NHKジュニアスペシャル#34「めぐる生命の輪」(Nスペ「海」)

図の出典:
・世界の地形 貝塚爽平 貝塚編 東京大学出版会 1997  ・ ・


一覧へ

index

H.Hagiya (c)2001