スラスト(衝上断層)とは


 スラストは、低角度の逆断層を指します。上盤側がのし上げる構造になりますので、衝上断層とも呼ばれます。

 (図)

*付加体や衝突型造山帯に特徴的な地質構造

 スラストは、地質体内部にできる、巨大な短縮構造の現れです。スラストを境に、上面と下面の間で非常に大きな変位量が消費されます。 そのような状況は、プレートの収束境界のように、継続的に地層の短縮が起こりうる場に限定されます。

*スラストの本質は地層の大幅な短縮

 

 

 


2000.4.26 H.Hagiya

indexに戻る