スラストは、低角度の逆断層を指します。上盤側がのし上げる構造になりますので、衝上断層とも呼ばれます。
(図)
*付加体や衝突型造山帯に特徴的な地質構造
スラストは、地質体内部にできる、巨大な短縮構造の現れです。スラストを境に、上面と下面の間で非常に大きな変位量が消費されます。 そのような状況は、プレートの収束境界のように、継続的に地層の短縮が起こりうる場に限定されます。
*スラストの本質は地層の大幅な短縮
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