質問と応答

 鈴木洋平君と僕の対話を試験的にアップします。評判が悪かったらやめます。


(ジュニアスペシャル・感想)

「2100円」出てましたよ、ちゃんと。 鈴木洋平です。

感想ですが、出来るだけ「誰も聞かないこと」 「聞かなくても困らないこと」「くだらないこと」 であるようにこころがけました。 ぜひNHKに「参考に」してもらってください。

やはりストロマトライトは気になりました。 敵がいないので残った、ということですが、 まあ、藍藻みたいな部分を食べるのは当然として、 岩みたいになった部分を食べる動物はいますか? たとえば、小さい生物で、砂利の隙間の ゼラチン質を食べるとかいったようなものが。 あと、ストロマトライトのできかたの説明を聞いた限りでは、 純粋に培養すれば(千年単位でしょうが)、クラゲのように柔らかい、 半透明のストロマトライトが出来るんでしょうか?

「鉄は隕石が運んできた」とのことですが、 隕石はどこで鉄を手に入れたのか?ビデオでは不明です。 (そんなところまで30分で話してられないのでしょうが。) 太陽より大分大きい恒星の核で出来るとか、そんな話でしたよね。

ハマスレイの鉄の壁。 あれもその内、「露天掘りの代表地」になるんでしょうか。

二つ上と同じですが、大気が宇宙に出て行かない理由は 言わないのでしょうか。
それに関係してですが、火星の大きさがもう少しあれば、 今の位置のままで地球型生物の存在が可能だったのでしょうか?

どうでもいいですが、上原さくらさん、「鉄サビ=鉄鉱石」の説明 わかってなかったんじゃないでしょうか?

さらにどうでもいいのですが、主題歌が「つのだ☆ひろ」ですか。

こんなところでしょうか。 それでは。


鈴木 洋平 様

 面白い感想をありがとうございます。m(__)m
 第4回のビデオなど、見る気はありますか?

>やはりストロマトライトは気になりました。
>敵がいないので残った、ということですが、
>まあ、藍藻みたいな部分を食べるのは当然として、
>岩みたいになった部分を食べる動物はいますか?

 岩をかじっちゃうのは、僕以外はいないだろうと思います。

>たとえば、小さい生物で、砂利の隙間の
>ゼラチン質を食べるとかいったようなものが。

 どうなんでしょうね。報告はないと思いますが。

>あと、ストロマトライトのできかたの説明を聞いた限りでは、
>純粋に培養すれば(千年単位でしょうが)、クラゲのように柔らかい、
>半透明のストロマトライトが出来るんでしょうか?

 そうですね。もし砂粒の供給がなければ、藍藻のコロニーが盛り上がること はないのでしょうが、一方で、石灰質の砂ができるのは、彼らの光合成・呼吸 活動が原因だという話です。ですから、そこに藍藻が繁殖していると、不可避 的にストロマトライトができるものかもしれません。

>「鉄は隕石が運んできた」とのことですが、
>隕石はどこで鉄を手に入れたのか?ビデオでは不明です。
>(そんなところまで30分で話してられないのでしょうが。)

 小中学生向きに、それは無理でしょう。

>太陽より大分大きい恒星の核で出来るとか、そんな話でしたよね。

 大きい巨星内部で、超新星爆発をするようなやつです。

>ハマスレイの鉄の壁。
>あれもその内、「露天掘りの代表地」になるんでしょうか。

 露天掘りをしているのは、あの縞状鉄鉱層の中でも、特に鉄の割合が大きい ところです。どこでも同じというわけではない。
 いまは充分足りていますが、何世紀か経つと、あそこも掘るようになるかも ね。

>二つ上と同じですが、大気が宇宙に出て行かない理由は >言わないのでしょうか。

 第1回で説明し、不足だったので第2回か、そのあたりでも説明しています。

>それに関係してですが、火星の大きさがもう少しあれば、
>今の位置のままで地球型生物の存在が可能だったのでしょうか?

 かもしれません。
 ただ、惑星の大きさには必然性があり、火星軌道ではあれ以上大きなサイズ は無理だろう、という可能性もあるらしい。

>どうでもいいですが、上原さくらさん、「鉄サビ=鉄鉱石」の説明
>わかってなかったんじゃないでしょうか?

 わからなければ、その場でわからないと言え、と思っているのですが、ちょ っとカッコつけちゃっているかもしれません。

>さらにどうでもいいのですが、主題歌が「つのだ☆ひろ」ですか。

 ディレクターの1人のお友達なので、このために特に依頼したのだとか。

 いろいろ、知り合いとかお友達とか、この世界はややこしい人脈があるよう です。僕にはわからん。


どうも。巣鴨高校三年、 鈴木洋平です。

資料集を見ていて思ったのですが、 冥王星は「木星型惑星」なわけですが、 それなのに、なんでまたあんなに小さな星なんですか? 大きさは関係ないのかもしれないですが。 それと、冥王星に「カロン」っていう衛星がありますよね。 カロンのような衛星が、冥王星の座を「のっとる」、 つまり、冥王星が衛星になり、カロンが惑星になるという事態は 絶対におこらないのでしょうか? または、超巨大な彗星が、冥王星に直撃して、 冥王星を軌道からはじき出して、惑星の座におさまるという、 「ピンボール現象」のようなことは、絶対に起こらないのですか? アホなことを、と思わず、せっかくなので教えてください。

P.S.
1999年にあるという噂のグランド・クロス (太陽系の星全てが、十字架状に並ぶという現象。ノストラダムスの 大予言も、一説にはこれに関係するという)ですが、 あれは一体、星をどこから見たときの話をしているのですか? ご存知でしたらお教えください。

それでは。


鈴木 洋平様

 ぬうう。きびしい質問が来るなあ。まあ、自分でも勉強してくださいね。

>資料集を見ていて思ったのですが、
>冥王星は「木星型惑星」なわけですが、

 そんなはずはないのだが。冥王星は氷惑星といわれていて、どちらにも分類 しないのが常識です。木星型に分類しているとしたら、変ですね。

>それと、冥王星に「カロン」っていう衛星がありますよね。
>カロンのような衛星が、冥王星の座を「のっとる」、
>つまり、冥王星が衛星になり、カロンが惑星になるという事態は
>絶対におこらないのでしょうか?
 おこらないですね。ケプラーの法則のひとつめを覚えていますか。2つの天 体はその共通重心を焦点のひとつとする楕円軌道を…ということになっている はず。つまり、重い方に共通重心は寄りますから、重い方のまわりを軽い方が 回るように見えるわけですな。  太陽のまわりを惑星が回るのも、正確には太陽と惑星の共通重心のまわりを …ということなのです。ただし、その共通重心は太陽の内部になってしまうの ですが。

>または、超巨大な彗星が、冥王星に直撃して、
>冥王星を軌道からはじき出して、惑星の座におさまるという、
>「ピンボール現象」のようなことは、絶対に起こらないのですか?
>アホなことを、と思わず、せっかくなので教えてください。

 絶対に起こらないとは言えませんが、考えにくいですね。彗星の大きさとい うのは直径10-20kmでそろっていて、一説には太陽系形成時の微惑星の化石であ る、という考えも言われています。どうも太陽系の外縁部、数万天文単位くらい のところに彗星の”巣”があるらしい、とも。

 まあ、それはともかく、冥王星は謎の多い天体です。一説には、小惑星帯の 小惑星のひとつが、木星による重力騒乱ではじき飛ばされ(スイングバイ?)、 それでずっと外側のおかしな軌道を取るようになったのが冥王星だ、とも言わ れています。

>P.S.
>1999年にあるという噂のグランド・クロス
>(太陽系の星全てが、十字架状に並ぶという現象。ノストラダムスの
>大予言も、一説にはこれに関係するという)ですが、
>あれは一体、星をどこから見たときの話をしているのですか?
>ご存知でしたらお教えください。

 これは、どちらかというと占星術の問題だったような。そっちの本を当たっ てください。なお、惑星の配置で重力がどうのこうのというのは噴飯ものです。 万有引力の式と、図表の惑星質量などの表をつかって計算すればわかるが、惑 星直列より、日々の月・太陽による潮汐や自転の遠心力の方がはるかに大きい のだから。

 質問の一部を、Q&A集としてwebに使ってもいいですか?。名前を出して欲 しければ出すけど、メインは回答部分なので困ることはないと思う。
 よろしく。


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