東京大学教養学部自然科学博物館
東京大学 教養学部 自然科学博物館委員会(宇宙地球科学)
地学標本についてのメモ ['95/11/19 濱田]
設置:美博と共に委員会は早くから発足
活動:
展示場を持たぬまま、一高時代の教育標本を中心に、地学教室時代の
各教官が、フィールドで鋭意収集した研究用標本を加えて充実に努めてきた。
activityとしては工場、鉱山、船の見学会、講演会を年2回定期的に開催。
委員長は片山教授、図学の複数教授、数学の上野教授、浜田でつとめた。
収集:
地学標本のうち、教官のかかわったものの主要コレクションは
(順不同)
片山:放射性鉱物(学振のウラン・トリウム委・委員長時代)
岩生:北欧岩石・鉱物(IGC)
インド岩石・鉱物(IGC、浜田も協力)
立見:キースラーガー他、変成岩も
地文研:秩父鉱山のコレクション
伊藤・中村他:巡検時の採集品
湊:主として粘土鉱物・ゼオライト他窯業鉱物・素材
浜田:東シナ海、セイロン、紀州などの現生サンゴ類
購入品:様々な化石等、教育用・地球大紀行時代
その他:折にふれ皆で努力した。
利用:
主として授業時に回覧[故に教養レベルに標本_(1文字判読不能)!!]
・とりわけ、工学部等からの4学期の授業で頻度高く利用
・基礎Iでは高野・西田の授業で活用。石工室も。
・地学実習では(浜田+大島、柳本)特に火山岩等の説明で時に活用
・基礎IIの秋の実習で屡々利用
・化学の研究・授業で時に利用(綿抜他)
・地球大紀行展に出品
・駒場祭に幾度か地文研中心で出品参加
・WOLFも利用
・三宅島の噴火展にも寄与
将来計画(__2文字判読不能)への夢とそれへの努力
:大学100年記念で博物館構想に参画したが、社会事情が許さず流れた。
しかし、それを機に初めて展示場とストックルーム獲得。将来の夢をつなぐ。
この頃から、他教室のactivityが生物(キノコ、蝶)、図学(ほとんどなし)
と減ってきて、地学が多く科博委の活動を支えてきた。
学生サークルとのつながりをもっと密接に、との主張で、WOLFが先べんをつけた。
生きもの展示、映像制作は画期的であった。
人の問題で常設展ができないので、イベント的にして活用するよう考えてきた。
本郷の資料館とは委員会でリンク。標本のレベル、目的が違うので。
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