高3選択地学 授業の要旨 03

1998.10.15実施予定 前回 次回


天文分野の試験前まとめ

*恒星の光は情報をもたらす

 1)色 …スペクトル型 →表面温度を表す。高温…青白い、低温…赤っぽい

【応用】

  単位面積あたりの放射エネルギーと相関 表面温度(K)の4乗に比例。

  スペクトル(波長による強度分布のこと)から表面温度を求める。 …ウィーンの変位則 最大強度波長の逆数に比例。

 2)明るさ=光度 …等級(実視等級) 1等級上がるごとに明るさ約2.5倍、5等級で100倍。

  近いものは明るく、遠い恒星は暗く見える。→距離を10pcでそろえて明るさを比較しよう…絶対等級。

  明るさ…距離の2乗に反比例して変化。なぜ2乗か?…球の表面積の問題

*宇宙空間で距離を求める

1)本当に近ければ、直接測る。月にレーザー光を当てて、跳ね返ってくるまでの時間を計る。

2)三角測量の方法 …地球の公転を利用、地球−太陽−恒星の三角形の頂角で距離を求める

  →年周視差

3)何らかの方法で絶対等級を求めて、見かけの等級との比較で距離を求める

4)後退速度から距離を求める

 宇宙は膨張している …スペクトルの比較 赤方偏移(ドップラー効果から)

*絶対等級を求める特別な方法

 連星系の公転周期から質量を求める。

 ケフェウス型変光星(セファイド)の変更周期と絶対等級の関係。  …周期光度関係

 主系列星の質量と光度の関係  …質量光度関係

*星の進化と一生

 星の誕生、主系列星、巨星、脈動変光星、白色矮星、超新星爆発、パルサー、ブラックホール、 元素合成。恒星の種族I、II、散開星団と球状星団。元素存在度 …太陽系の起源。

 HR図の読み方

 HR図上での星の進化

 星団の年齢

*宇宙の構造(一部範囲外)

 太陽系、恒星間の距離、銀河の構造、銀河団。宇宙の起源、宇宙の果て。


高3選択地学98

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