岩石の分類
鉱物の補足
鉱物とは
a)特有の化学組成を持ち、
b)特有の結晶構造をもつ。
覚えなくてはいけないのは2つ
化学組成は同じで、結晶構造のことなる鉱物の組み合わせ・・・多形(同質異像)→教科書
結晶構造を変えずに、化学組成が連続的に変化するもの・・・固溶体
変成岩の分類
変成岩とは?
火成岩…マグマが固結=700-1200度くらいの温度条件、その温度で安定な鉱物の組み合わせ。
堆積岩…風化で粘土鉱物の集合に。粘土鉱物←地表の0-40度、水の多い条件で安定な鉱物。
・・・含水層状珪酸塩(カオリンなど、陶器原料)ができている。地表の条件を反映
変成岩…その中間。地殻中部から下部の温度、圧力条件で安定な鉱物の組み合わせに変化した岩石
あるいは特有の組織(変形)を示す岩石。
変成岩の分類
・接触変成岩 マグマの貫入によって、その周囲の岩石が変化
ホルンフェルスや結晶質石灰岩。組織は等粒状。(引き延ばされた構造がない)
・広域変成岩 大陸の衝突やプレートの沈み込みに関係してできる
結晶片岩や片麻岩。組織に特徴あり、前者は片状組織、後者は片麻状組織(片状組織と等粒状組織の中間)
名前の付け方。組織で分類し、特徴的な鉱物名をつける。
例:ザクロ石黒雲母片岩、菫青石ホルンフェルス、…。
堆積岩の分類
基準は、材料と粒度。
材料の違いによる分類、石灰岩、チャート、凝灰岩、岩塩、・・・。
粒度の違い、レキ岩(粒径2mm以上が多いもの)、砂岩(粒径2mm〜1/16mmが多いもの、泥岩(1/16mm以下が多いもの)