高校1年地学 授業要旨 23

1997.9.26実施 前回 次回


岩石の分類

鉱物の補足

 鉱物とは

  a)特有の化学組成を持ち、

  b)特有の結晶構造をもつ。

 覚えなくてはいけないのは2つ

 化学組成は同じで、結晶構造のことなる鉱物の組み合わせ・・・多形(同質異像)→教科書

 結晶構造を変えずに、化学組成が連続的に変化するもの・・・固溶体

変成岩の分類

 変成岩とは?

  火成岩…マグマが固結=700-1200度くらいの温度条件、その温度で安定な鉱物の組み合わせ。

  堆積岩…風化で粘土鉱物の集合に。粘土鉱物←地表の0-40度、水の多い条件で安定な鉱物。
  ・・・含水層状珪酸塩(カオリンなど、陶器原料)ができている。地表の条件を反映

  変成岩…その中間。地殻中部から下部の温度、圧力条件で安定な鉱物の組み合わせに変化した岩石
  あるいは特有の組織(変形)を示す岩石。

 変成岩の分類

 ・接触変成岩 マグマの貫入によって、その周囲の岩石が変化

   ホルンフェルスや結晶質石灰岩。組織は等粒状。(引き延ばされた構造がない)

 ・広域変成岩 大陸の衝突やプレートの沈み込みに関係してできる

   結晶片岩や片麻岩。組織に特徴あり、前者は片状組織、後者は片麻状組織(片状組織と等粒状組織の中間)

 名前の付け方。組織で分類し、特徴的な鉱物名をつける。

 例:ザクロ石黒雲母片岩、菫青石ホルンフェルス、…。

 堆積岩の分類

 基準は、材料と粒度。

 材料の違いによる分類、石灰岩、チャート、凝灰岩、岩塩、・・・。

 粒度の違い、レキ岩(粒径2mm以上が多いもの)、砂岩(粒径2mm〜1/16mmが多いもの、泥岩(1/16mm以下が多いもの)

板書内容の写真1

板書内容の写真2

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