F1F 地学 2学期期末試験問題
2000.12.11(月曜)2限実施 萩谷担当
問題T〜Wに答えよ。解答は解答用紙の指示された欄に記入すること。
T
授業で実施した、ピンホールで投影した太陽の像の直径dとピンホールと像の距離Lを測定し、太陽と地球の距離(1天文単位)の値を1.5×109kmとしたときの太陽の直径を求める方法について、以下の問いに答えよ。
1)誤差を少なくするにはどのような工夫が必要か、考察せよ。
2)より精密に測る方法あるいは道具を考案し、簡潔に説明せよ。
U
A 次の文章を読み、問いに答えよ。(1997センター追試)
太陽面には( 1 )が見えることがあり、その温度は光球の温度に比べて低い。( 1 )の出現数には、約( 4 )年の周期的な変動があることが知られている。光球の上にある彩層は、光球に比べると、密度ははるかに低く、その上層部では温度は上にいくほど高くなる。太陽面の一部が突然明るくなる( 2 )と呼ばれる現象が見られることがある。大きな( 2 )が現れると、地球へも影響がおよぶ。彩層の上には、約200万度という非常に高温の( 3 )があり、皆既日食のときなどには、それが彩層の外に広がっているのが見える。
問1 上の文章中の空欄( 1 )〜( 3 )に入れるのに最も適当な語を、次の@〜Eのうちから一つずつ選べ。
@コロナ Aスピキユール B太陽風
C紅炎(プロミネンス) Dフレア E黒点
問2 上の文章中の空欄( 4 )に入れるのに最も適当な数値を、次の@〜Cのうちから一つ選べ。
@6 A11 B26 C31
B 次の文章を読み、問いに答えよ。(1994追試)
太陽コロナから宇宙空間に放射されたイオンや電子などの高速の粒子の流れを、太陽風という。地球の周囲の磁力線は、この太陽風に囲まれて、太陽に面した側では狭く、反対側では長く尾を引いたような領域をつくる。この領域を( a )という。
地球上のある地点で観測していると、地磁気は時間的に変化していることがわかる。この変化は、普通、規則正しく繰り返される。しかし、ときには、( b )と呼ばれる急激で不規則な変化もある。この( b )は、太陽面で爆発が起こり、これによって強められた太陽風が地球に近づいて、超高層大気中に特別な電流が流れることに起因すると考えられている。
問1 上の文章中の空欄( a )・( b )に入れるのに最も適当なものを、次のそれぞれの解答群のうちから一つずつ選べ。
( a )の解答群 @熱圏 A彩層 B電離層 C磁気圏
( b )の解答群 @磁気あらし A永年変化 B日変化 C地磁気異常
問2 太陽面での爆発が観測されても、地磁気の変化はすぐには起こらず、約2日遅れて観測される。この事実に基づいて、太陽風の速度を推定することができる。ただし、太陽から地球までの距離は約1.5×108km、1日は約8.6×104s(秒)である。太陽風の速度として最も適当なものを,次の@〜Eのうちから一つ選べ。( c )
@18km/s A90km/s B180km/s C900km/s D1800km/s E9000km/s
問3 太陽風は地磁気にさまざまな影響を与えるが、その影響と関係のないものを、次の@〜Cのうちから一つ選べ。( d )
@デリンジャー現象 Aオーロラ B磁極の逆転 Cバンアレン帯
V
中生代以降の大陸移動について、次の問いに答えよ。
1)どのような証拠から、現在の大陸配置以前の状態(超大陸の実在)が推定されたか。簡潔に説明せよ。
2)大陸移動や、それにともなう固体地球の変動の結果、生物界や大気・海洋などの地球環境にはどのような変化があったか。それぞれ例を挙げて説明せよ。
3)大陸移動がこのまま進行すると、およそ1億年後には、大陸配置にどのような変化が生じるか。
W
氷期−間氷期の変動が、東京周辺に見られる地形や地質に及ぼした影響について、具体例を挙げて説明せよ。必要があれば以下のキーワードから必要な語句を選んで使用してもよい。
(キーワード:台地、低地、東京湾海底谷、火山噴出物、ローム、多摩川、荒川)
X
火山活動や火山活動の産物が日常生活に影響を与えている例をひとつ挙げて、地球の火山活動が人間生活に与えるメリット・デメリットを考察せよ。
F1F 地学 2学期期末試験解答用紙
2000.12.11(月曜)2限実施 萩谷担当
(解答欄内に書ききれない場合は、解答用紙裏面の使用も許可する。)
T
1)(誤差を減らす方法)
2)(精密な測定方法)
U
A
1) 2) 3) 4)
B
a) b) c) d)
V
1)
2)
(地球環境への影響)
(生物界への影響)
3)
W
X
F1F 番号 氏名 得点 .